猫のお尻歩きに要注意!なぜお尻を床にこすりつけて歩く3つの理由とは?

猫のお尻歩きに要注意!なぜお尻を床にこすりつけて歩く3つの理由とは?
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にゃんだむがお尻で歩いて床が大惨事になる事件発生!原因と対策を考える

猫がお尻を地面にこすりつけて歩く仕草ってかわいいですよね!

猫を飼っている人は良く見る(たまに?)光景だと思います。

この謎の歩き方をうちでは「猫戦車」とさらに謎なネーミングをしていますが

このお尻歩き・・実は病気のお知らせなのかもしれません。

今回は猫がお尻歩きをした時に疑うべき病気について書いていこうと思います。

ちなみにうちの先住猫にゃんだむも数日前お尻歩きをしており、心配で受診させてみましたのですがやはり原因は肛門周辺の病気でした・・

猫がお尻歩きをした時に疑うべきこと

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猫がお尻をカーペットや床にこすりつけて歩く理由と言うのが

肛門腺の分泌が上手くできていないことによってお尻周辺がムズムズするらしく、そのムズムズを解消するためにお尻を地面にこすりつけて歩く仕草を見せるようです。

野生の猫はストレスが溜まると肛門腺から分泌液を出しマーキングなどに使うのですが、家猫の場合はストレスが少ない環境に生きているのでうまく肛門腺を使えない子が多くなる傾向にあります。

その影響からか肛門腺に分泌液が溜まってしまうことがあるらしいのです。

肛門腺が溜まると起こる怖いこと

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この家猫がうまく使えない肛門腺ですが、溜まりすぎたりすると肛門嚢炎という病気につながることがあるため注意が必要です。

特に肥満猫や老猫(どちらもにゃんだむに合っている)に多く

肛門嚢炎を放置しすぎると最悪破裂するケースもあるみたいなんですね。

なので、猫のお尻歩きはかわいいですがお尻歩きを確認した時は観察を怠らず、続くような場合は受診をおすすめします。

ちなみににゃんだむは病院で肛門嚢を絞ってもらった後4日苦い薬を飲んだら治りました。

歳をとると猫も人間も色々出てきますよね(;´・ω・)

肛門嚢炎の原因と普段からできる対策

肛門嚢炎は肥満猫や老猫に多いことはちょっと触れましたが、なぜ肥満や加齢による肛門嚢炎が起こるのかというと骨盤周辺の筋肉が衰えることで効率的に肛門嚢を自力で絞ることが難しくなるためなんですね。

よって自力で肛門嚢を絞れない猫は飼い主が普段から肛門嚢を絞るようにすることで予防が可能です。

自宅で肛門嚢を絞りたい人は、お尻歩きをした時に動物病院を受診してみた際に獣医さんにコツをうかがうと良いですよ。

ネット上の情報や動画で学んでも良いのですが、猫の個体差がありますし本当に正しいのかわからないため、経験豊富な獣医さんに学ぶのが確実なんです。

余談ですがにゃんだむは小さい時交通事故に遭い、後ろ脚に怪我をしたため普通の猫より骨盤周辺が弱い傾向にあるんです。このことが肛門嚢炎につながりやすい理由なのかもいしれません。

もう一つ考えられるお尻歩きの理由

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猫がお尻歩きをする理由と言うのがもう一つありまして・・ようは「お尻に違和感」を感じている場合に

床にお尻をこすりつけるように擦って歩くのがお尻歩きなんですが、その現象につながるのが

「うんこ」

なんです・・

特に長毛種の猫に多いんですが、うんこをした際にうまく排泄できずお尻の周辺の毛にうんこが絡まってしまうことがあるんですね、また毛づくろいをした際に飲み込んだ毛がうんこに混ざり排泄の時にキレを悪くしまうことが原因。

肛門周辺に違和感を感じた猫は排泄後に猛ダッシュでかけずりまわったり、お尻を床にこすりつけてお尻歩きをしてお尻の違和感・異物感を取ろうとします。

猫がお尻歩きをした際にはお尻の周辺をチェックしてあげることが重要だったりしますね。それでもうんこなどの異物が確認できない場合は様子見をしつつ病院受診をおすすめします。

ちなみにうちのケースですと、毛づくろいの毛以外にもうんこが肛門にぶら下がる原因につながっているものが

猫草でした。

猫は猫草を食べることで毛玉をケアすると言われていますが、うちの場合吐かずに飲み込んでしまいトイレで排泄をします。

猫は草を消化できる消化器官ではありませんので、当然そのまんまの姿で登場します。

その際に猫草がうんこをつなぐ役割を担ってしまい、肛門からうんこをぶら下げる原因につながっていたんですね。

割と猫草を見るとテンションが上がるうちの猫ですが、それ以来猫草を与えることは止めました。

お尻の違和感からくるお尻歩きから考えられるお尻歩きの原因

うんこつながりではありますが、猫がお尻歩きをする理由として考えられるものというのが「便秘」もその一つ。

お尻周辺に目立った違和感も無くうんこがついている様子が無い場合猫の大便の固さや頻度をチェックしてみてください。

もしかすると便秘になっている可能性が考えられます。

対策としては水飲み場の見直しや水飲み場の増設、運動不足のチェックなどを考えて見ると便秘が解消されてお尻歩きが無くなるかもしれません。

排泄物をに毛が混ざらないために飼い主ができることとは?

そもそも猫の排泄物に毛づくろいの毛が混ざらなければ猫のお尻歩きは約25%はカットできます。

排泄物に毛を混ぜない努力は普段のケアからも可能です。その方法とは

飼い主がマメに毛づくろいすること

がカギですね。

グルーミングが苦手な猫もブラシ次第では意外とおとなしかったりします。(ソースはうちの長毛猫アン)

短毛のにゃんだむは比較的ブラシ好きなので排泄物に毛が混ざることは少ないのですが、アンの場合はブラシ嫌いな上に長毛種ですので排泄物に毛が混ざる確率が非常に高いです。

しかし、マメにグルーミングするようになってからはだいぶその比率が減りお尻歩きの回数も激減・・・・

ブラシ嫌いな猫でも気持ちよさそうにグルーミングさせてくれるブラシは

ファーミネーター

と言うんですが、もし長毛の猫を飼っていたら試してみる価値はあるかもしれません。

若干引くレベルで毛が取れる割には猫はうっとりしていて面白いです。

また肛門周辺の毛に排泄物が絡まる際には、肛門の辺りだけ毛を刈るとだいぶ楽に排泄できる感じです。

猫の肛門周辺のケアは飼い主がしっかりと見ておき、衛生的にしておくことがお尻歩き予防になります。

猫のお尻歩きの原因と対策まとめ

猫がお尻歩きをして歩く原因は3つ考えられます。

  • 肛門嚢が目詰まりを起こし違和感を感じている
  • うんこのキレが悪く肛門に違和感がある
  • 便秘によって肛門がムズムズする

肛門嚢炎に発展すると肛門嚢が破裂する恐れがあるため、普段から飼い主さんが絞ってケアをするか獣医さんに絞ってもらうかする必要があります。骨盤周辺の筋力が衰えやすい猫は特に注意してくださいね。

うんこのキレの悪さは水分不足や運動不足、猫草・毛玉などが原因。便秘にも注意ですね。

肛門周辺の毛を刈っておくとうんこのぶら下がり事故も減りますし、毛づくろいのお世話はしっかりとやる必要があります。

猫草を与えてしまうとうんこがつながる原因になりますので、なるべく与えない方が良いです。

獣医さんも猫には猫草は必須では無いと断言していましたので、嗜好品的な扱いをしたほうが良いですよ。

猫のお尻歩きが無くなることを祈っています!

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