猫と暮らすには完全に室内で飼うことが推奨される理由まとめ
昔は猫という生き物は室内と屋外を自由に行き来して生きる生き物というイメージがあると思いますが、現在では完全に室内飼いが推奨されております。
この記事ではなぜ猫を完全室内飼いにしなければいけないのか?について理由を詳しく解説していこうと思います。
猫を完全に室内飼いにしなければいけない3つの理由
なぜ猫を完全な室内飼育にしなければいけないのか?という理由には3つあります。
- 事故防止
- 喧嘩防止
- 病気予防
が主な目的。
人間社会と密接に関わって生きていくためには車などによる事故を予防することが必要となりますが、猫にとって車に轢かれないように外で生きていくということは難しいこととなりますので外に出さない事が必要になります。
野良猫も驚異となりますね。野良猫は野生に近いですので飼い猫がうっかり縄張りに侵入してしまった場合には攻撃を仕掛けてくることがあります。
それによって猫エイズや猫白血病など野良猫の大半が持っている感染症にかかると猫の寿命が大幅に縮んでしまうことになりますので要注意。
また外でカエルや蜘蛛などの生き物を捕食することで寄生虫の感染リスクもありますので外に出すメリットが見つかりません。
完全室内飼いにするには去勢手術が必須な理由
猫を完全室内飼いにするには去勢手術が推奨されていますが、その理由として
- マーキング防止
- 発情防止
- 脱走防止
- 寿命延命
など様々なメリットがあることが知られています。
オスの発情によるマーキングを防止したり、発情期を抑えることによって猫自身にかかるストレス軽減や外へ行きたがる衝動を抑えることに役立ちます。
また生殖器由来の病気も予防することになりますので、結果的に見ると去勢は猫自身のためになるんですね。
猫を完全室内飼いにして幸せにしたいとお考えならば去勢は必要なことです。
猫が窓の外を見ている・・外に行きたいのかな?
猫が窓の外を眺めることが多いのは外に出たいからではなく、自分の縄張りの警戒と飛んでくる鳥など動くものに興味を示し楽しんでいるからです。
なので窓の外を眺めると言う行為は猫の娯楽の一つであり、間違っても外に対する羨望のまなざしで見ているわけではありませんのでご安心を。
もし猫がいたずらで窓を開けて外へ行ってしまう・・・という事故を防ぎたい場合はこちらの記事をご参照ください。
猫の室内飼いの注意点と必要なもの
猫を完全に室内飼いにするには当然必要なものも出てきます。
- 猫用トイレ(個体数+1)
- キャットタワー
- 遊ぶ時間
外に出している猫と違うのは運動量の変化とトイレ、去勢後の太りやすい体質による肥満予防のためにキャットタワーの設置や遊んであげる時間の確保も必要。
お世話する領域がちょっとだけ増える点には注意が必要です。
また猫の健康寿命を延ばすためにも平均的な数値を頭に入れておくと病気予防にもなりますのでご参照ください。
猫を完全室内飼いしなければいけない理由まとめ
猫を完全な室内飼いにすることで猫の健康寿命を延ばし、健やかに長く暮らすことができるためというのが大きな理由。
そのためには
- 脱走予防の徹底
- 室内飼いの飼い方について飼い主の理解
- 去勢手術
が必要です。
完全に室内に閉じ込めて虐待だ!と騒ぐ人もいるようですが、安全で快適な環境を飼い主が作り健康で怪我も病気のリスクも最小限にして暮らせることは、野良猫の寿命(約5年)と完全室内飼いの猫(約15年)の寿命の平均値の差を考えればどっちが幸せなのかわかりますよね。