猫の去勢手術が必須である理由と去勢手術にかかる費用は?
猫と暮らす際に必要となる去勢手術ですが、去勢をしないと飼い主さんが困るだけではなく猫自身も困ることになるんです。
この記事では猫の去勢手術が必須である理由と去勢手術にかかる費用について詳しく書いていこうと思います。
猫を去勢する理由とメリットとから考える去勢の重要性
猫を去勢しなければいけない理由と言うのが
- 発情期を抑える
- 問題行動を抑える
- 生殖器系の疾患の予防
- 繁殖の制御
- 脱走予防
といった多くの恩恵があるからなんですね。
発情期の鳴き声の抑制による近隣住民への迷惑の予防や脱走防止、無駄な繁殖の管理ができるのは飼い主としての責任を果たすことにつながります。
脱走は猫にとってマイナスしかありませんので特に注意したいところです。
また無駄鳴きやマーキングなどを抑える効果もあり飼い主さんとの良好な関係を築くと共に発情と言う衝動を抑制されて猫自身もストレスが減ります。
生殖器系の病気も去勢をすることで減少する傾向にありますので猫の健康上から考えても去勢は良いことが多いため去勢は必須となります。
猫の去勢手術をするうえで知っておくべきデメリットとは?
うちの去勢をしたオス猫にゃんだむを見ていただくとわかりやすいかもしれませんが、エネルギー消費の低下によって太りやすくなる傾向があります。(飼い主の甘やかしもあります)よって体重増加に対する飼い主の管理に注意を払う必要があります。
また全身に麻酔をかけますの、で猫の身体の負担が大きいのもリスクの一つ。
去勢できる体力が備わった段階での去勢手術をおすすめします。特にメスの去勢に関してはオスよりも負担がかかりますので去勢するタイミングはかかりつけの獣医さんに相談することをおすすめします。
猫を去勢するタイミングはいつがいいのか?
諸説ありますが目安としての時期はメスで生後6~12か月、オスの場合6~10か月とされています。
ちなみににゃんだむは3か月未満で去勢しましたが大丈夫なようでした。生まれつき身体が大きかったので早めに去勢出来たのかと思います。
去勢できるできないの判断は獣医師次第な部分もありますし、発育の状況も個体差がありますので獣医さんに相談しながら決めるのが無難かと思います。
去勢手術にかかる費用は?
これも動物病院次第なところが大きいのですが大体オスの場合1~2万円くらい。メスの場合2~4万円くらいを目安に考えておくといいです。猫と一緒に快適に暮らす上で必要最低限の経費としては安い方ではないでしょうか?猫の健康を守るためにも去勢手術はおすすめします。
去勢手術の大まかな流れ
手術の予約
去勢手術の日取りを獣医師さんと相談して予約を取ります。どのタイミングで去勢するかは獣医師さん次第で変わる傾向にあります。
手術日前日
手術日前日の夕方にフードを与えて術後まで絶食します。獣医師さんの指導の元準備をします。
手術日当日
手術は短時間で終了しますが、一日程度の入院が必要になります。
手術後の流れ
術後は抜糸するまで包帯を巻いた状態で過ごします。包帯が絡まって取れてしまわないよう注意が必要。傷口が完全に塞がるまでは目を離さないようにしてください。
抜糸するまでは通院して経過観察をしていきます。
猫の去勢の重要性と手術費用まとめ
猫を去勢することで個体数の調整と病気の予防、脱走のリスクの軽減など去勢することで発生する恩恵は大きいです。
デメリットとしては太りやすくなるため体重の調整が必要なこと。大きな病気になるよりは猫の健康管理の面において些細なことだと言えます。
子猫を去勢するタイミング:メスで生後6~12か月、オスの場合6~10か月
去勢にかかる費用:オスの場合1~2万円くらい。メスの場合2~4万円くらい
ちなみに去勢手術にペット保険は適応外となっておりますが、後々の事を考えると同時にペット保険の検討もしておいた方が無難です。特に身体が未熟な子猫やシニア猫は体調を崩しやすいので。