中にはずさんな経営者も・・ペットショップで買った猫は病気のリスクが!?
空前の猫ブームでペットショップの経営もホクホクしているところかと思いますが
実際ペットショップに勤務している方から聞いた「ペットショップ業界の裏話」を知るとちょっと購入を控えたくなる気持ちになります。
もし、現在ペットショップから動物を購入しようと検討している人はデメリットの部分も考慮して購入することをおすすめします。
ペットショップで猫を購入するメリットデメリットとは?
●メリット
- 好きな柄、品種を選べる
- ワクチンなどを受けてから渡してくれる
- 面倒な手続きはほとんどない
●デメリット
- 人気種は高い(中には100万円以上の個体も)
- 血統書が中々届かない(管理がずさんなため)
- 純血種は身体が弱いため寿命が短くなりがち
- 親兄弟と引き離すのが早すぎる
- 管理がずさんな場所もあるため病気のリスクが高く寿命が短い
メリットに関しては一言で言いますと
「面倒を省けて好きな子を連れて帰れる」
といったところです。
デメリットですが、希少種や人気種の値段は日々変動を繰り返し価格が一定しておらず、時間経過でどんどん値段下がり最後は処分。一時期は数十万円で購入した命が数か月で数万円まで暴落してしまい、最終的には処分対象といった流れを見ていると果たして一時の満足のために数十万円を出すことが正しいのか?と考えさせられますね。
また、血統書も店舗によっては中々来ないところもあります。理由としては、どの子が親なのか正確に把握していないところが多く、相当きっちりとやっているブリーダーさんとの取引をしているところじゃないと血統書を含め信用性に欠けます。(血統書の偽造の可能性もアリ)
また人間でもそうですが、遺伝子構造が近い種との交配による繁殖は病気に対する抵抗力が低下する傾向にありますし、遺伝子的に弱い子が生まれることが多いようです。
健康で長生きできるような個体を求めるならば雑種交配の方が余程安定しております。
またペットショップが子猫を仕入れる施設の管理体制は劣悪なことが多く、身体が弱い子や病気の子が混じっていることも多い現実があります。
最後の親兄弟と暮らした期間による影響のことですが、猫は親兄弟と引き離すタイミングが早いとちょっと社会性に欠ける個体になります。
社会性に欠けると犬猫共々しつけが大変になり、それを後付けで人間がやろうとすると中々うまくいかないものです。犬猫のしつけは犬猫の方がうまくやってくれたりもしますね。
親兄弟から学ぶ基本的なマナーと言いますか、うちの猫の例で言いますと猫社会においてのルール的な部分は最低でも3か月は親兄弟と暮らすことで覚えます。
うちのメス猫アンは生後二週間で親とはぐれたので最初は非常にお転婆で噛み癖など問題行動が多い猫でしたが、年上のオス猫にゃんだむと共生するようになってからは徐々に問題行動が減り、最近ではだいぶ成長してくれたように思います。
ペットショップで猫を買うべきではない理由まとめ
猫ばかりではなく動物をお店でお金を出して買うという行為が命を冒涜していると私は感じますので、倫理的にどうかという点もありますが、ペットショップで猫を買うべきではない理由として
- 身体が弱く寿命が短い可能性
- ペットショップの仕入れ先の劣悪さ
- 血統書の信頼性
- 猫として未熟な状態で出荷されるためしつけが大変
ということが挙げられます。
ペット後進国日本からペット産業が無くなり、不幸な動物が減ることを祈っております。