猫もボケちゃう・・認知症の猫の行動パターンと痴呆にならないための対策まとめ
猫も認知症になります。人間と同じで加齢が進むと脳が委縮してそれまでできていた行動ができなくなってきてしまうのです。
この記事では猫の認知症対策と認知症になった猫の行動。予防方法などをまとめていきます。
猫の認知症を遅らせる・予防する方法とは?
犬より猫の認知症の発症は少な目なのですが認知症を発症すると家から抜け出し、そとを徘徊してしまったりと困った行動を多くするようになるのは人間の認知症の症例と変わりません。
発症する時期としては11歳~13歳くらいのシニア猫が多く、普段からあることを行っていると認知症の発症は少なくなるそうです。
その行動というのが「声をかけてあげる」事。
猫好きな人であれば毎日声をかけてあげているかと思いますが猫と同じ目線で会話を日常化していくと認知症の発症が少なくなります。
猫好きならば日常的に声をかけて会話するような行動を取る人は多いと思いますが、かけた愛情のぶんだけ猫のボケが遅れるということは飼い主冥利につきますよね。
老猫(シニア期)にはスキンシップを積極的に取ることで痴呆を遅らせることが可能
老猫に限らず猫を撫でるのは猫好きには習慣化している行動かと思いますが、高齢ということに気を使いスキンシップをあまりとらなくなると認知症の症状が進んでしまうようです。
猫は人間と一定の距離を取る生き物ですが、スキンシップや遊びなどいい意味で脳への刺激を毎日与えることが衰えを遅らせるポイントとなります。
一日30分でもいいのでスキンシップや遊びなど猫の感情を盛り上げてあげる時間を取ると長く元気でいてくれます。
猫と向き合う時間を大事にしたいですよね。
猫が認知症になったらどんな行動を取るのか?知っておくべき認知症の初期症状
猫が認知症になった場合には
- 無駄にうろつく
- ボーっとしている時間が長い
- 無駄に鳴く
- 食欲不振
- 飼い主への態度が変わる
- 遊びの誘いに無関心・反応が無い
- 声をかけてもわからない様子
- 攻撃性の増加
- 不眠・過眠
- 不適切な排泄・お漏らし
- 不安
が見られます。
ごく一部の症状ですが、心ここにあらずといった感じでしょうか?いつもの様子と違うな?と感じたら何か反応が無いか色々試してみてください。
脳の萎縮によって「わからなくなっている」可能性があります。猫の認知症の兆候を知ることが予防の第一歩ですね。
猫の認知症の原因って何?
猫の認知症は加齢であると言われていますが、若くてもストレスによって発症する場合もあるようです。
猫が安心して暮らせない環境だったり大きな音や大声が飛び交う環境の場合には猫目線でストレスの原因を取り除くことが認知症予防になってくれます。
ストレスフリーな環境ですと健康増進にも役立ちますので住みよい環境づくりが重要となります。
猫の認知症は治療できるのか?
猫の認知症に特効薬はないです。しかし軽減するような治療法はあります。
投薬だけでなく食事療法やストレス環境の改善など飼い主の努力次第で認知症は軽くなる可能性があります。辛抱強く向き合っていく覚悟が必要ですね。
猫の認知症予防のまとめ
猫の認知症は加齢とストレスによって発症します。進行を遅らせる方法として
- 普段から声かけなど会話をする
- 積極的に遊びに誘う
- スキンシップ
- ストレスフリーな環境づくり
- 認知症を軽減する投薬治療
- 抗酸化作用のある食事療法
で対応可能。
シニア期に入ったら今まで以上に対策をしっかりと意識することで認知症予防になります。最期まで面倒を見ることが飼い主の責任です。元気な姿で看取れるよう猫の健康管理に力を入れていきましょう!