猫の夜鳴きで眠れない!夜泣きの理由と対策とは?
最近うちの後輩猫アン(雑種メス)が夜鳴きをして眠れない日々が続いております。
特に悪気が無いので何とかしてあげたい・・というか夜鳴きの原因が私たち飼い主にあったら申し訳ないので色々調べてみました。
この記事では夜鳴きの原因と対策をまとめていき実際対策をやってみてどうだったか?といった実践記を書いていこうと思います。
ちなみにアンは元野良猫の保護猫で生い立ちにヒントがありそう。子猫やシニア猫の夜泣きの理由と対策を一緒に書いていきますので参考までにどうぞ。
そもそもなぜ猫は夜から早朝にかけて鳴くことが多いのか?
猫は元々薄暮行動性という夜行性の生き物で夜行動していました。よって夜に行動するのは不自然では無くむしろ自然な行動なんですね。
特にキジトラ柄であるアンは野生の部分が強く出ているものとも考えられます。野性味という意味では元々野良猫の保護猫や本能のまま行動する子猫に対しても同様のことが言えますね。
このことから猫が活発に行動する時間帯に鳴いているため、アンの場合自然な夜鳴きであることがわかります。
次にもっと詳しくアンの夜鳴きの原因と対策について見ていきます。
夜鳴き事例:アンのケースから考える原因と対策
アンは比較的夜鳴きする猫ですが最近特に酷く家族が起きてしまうレベルで夜鳴きをします。結構声にハリがあるタイプですので、早朝4時とかに絶賛ビブラートの効いた声で演説して回られるとみんな寝不足状態に・・
アンの夜鳴きのケースで理由として考えてみた結果
- 運動不足?
- 発情期?
- ご飯?
辺りかな・・・?
アンのケースから考えて夜鳴きの原因を調べてみることにしました。
猫の夜鳴きの大きな4つの原因とは?
猫が夜鳴きをする理由は大きく分けて4つ
それぞれ何かしらの訴えがあります。
精神的要因
- 遊び不足などコミュニケーションが少ないと夜鳴きをするようです。
- 子猫も人間同様に鳴きます。赤ちゃんの夜泣きと一緒です。
- 転居や模様替えなど環境の変化による不安からの夜鳴き
病的要因
- 認知症発症による夜鳴き
- 難聴による不安感から来る夜鳴き
- ホルモンバランスの崩れによる夜鳴き
物理的要因
- 腹が減ったための抗議の夜鳴き
- トイレが汚いための夜鳴き
- 外に出たい(元野良)夜鳴き
[うちのケースから考える]夜鳴き対策でやってみたこと
アンのケースに当てはまりそうな夜鳴きの原因なんですが
- トイレ
- ホルモンバランス
- ご飯
- 遊び不足
が考えられます。
ストレスが原因かと考えまたたびを与えてみましたが、約2時間後同じ行動をしていましたので一時的なしのぎに過ぎませんでした。ちなみに猫はストレスで鳴くことはありませんのでまたたびは解決策としてはほとんど意味の無いことでした。
ご飯に関してはダイエット中のにゃんだむとの兼ね合いが難しく、衛生面から考えて寝る時に置き餌をやめていたため、夜中小腹が空いた時に食べるフードが無かったことが理由の一つかと考えられます。
トイレに関しては数日後清掃する予定でしたが清掃回数が不足していた可能性も否定できません。月一の清掃で対応してみたいと思います。
本命の夜鳴きの原因として大きいのかと思われるのが
ホルモンバランスの崩れと遊び不足
かな?
春先になり一般的な猫は発情期を迎えるわけですが
去勢済みのアンは発情期は無くなったはずでは?と思いますが、何かの拍子にスイッチが入ってしまっている可能性もありますね。
また、遊び不足は大きな要因かと思います。
アンもにゃんだむも遊んであげればストレス解消と肥満解消が同時に期待できますので
ちょっと遊ぶ時間を増やして様子を見てみようかと思います。
子猫の夜泣きの場合の原因と対策
子猫が夜泣きする原因は4つ
寒さ・不安・トイレ・空腹
子猫の場合夜泣きなど鳴くのは当たり前の行動なので、あまり気にする必要はありません。
ただ注意したい点としては、安心できる環境がありトイレも綺麗・フードもたっぷり食べているのに夜泣きするのに対して構い過ぎると
「鳴けば飼い主が来てくれる」
といった学習をしてしまい、成猫になって夜鳴きがエスカレートすることもあります。
構い過ぎず見守ることも重要なんですね。
高齢の老猫の夜泣きの場合考えられる原因
老猫が急に夜泣きを始めた場合疑うべきは認知症です。
他にも聴覚や嗅覚の衰えからくる「不安」により夜泣きすることがあります。
10歳からは猫のシニア期になりますので、老猫が夜泣きし始めたら飼い主の存在を確認させて安心させる必要があります。
認知症を疑うべきポイントとしては
- フードを今まで以上に異常摂食する
- 攻撃行動が多く見られる
- 壁やソファなどを破壊する行動
- 夜中に鳴きながら徘徊する
- 同じ所をぐるぐると回る
- 粗相をしてしまう
- 1日中寝ていて無反応な事が多い
が見られたら動物病院に相談してみてください。
夜鳴きする猫に対してやってはいけないこと
夜鳴きする猫に対してやってはいけないことがあります。
- フードをあげる
- またたびをあげる
- 怒る
- 叩く
です。私がまたたびをあげてしまったことはむしろマイナスだったと言えます。
不満があって夜鳴きをしているとフードやまたたびを貰えるなど
良いことが起きた!
と学習すると猫はその行動を反復することがあります。夜鳴きに拍車がかかってしまいますよね。
また、しつけと思い叩いたり大きな音をたてたり怒鳴ったりすることもNG。
不満でいっぱいの時にさらに嫌なことが起きた時って最悪な気持ちしか残らないのは人間も一緒ですもんね。
猫の夜鳴き対策まとめ
猫が飼い主に鳴いて何かを知らせる場合に考えられるのは
- 空腹
- 寒い
- 水が無い
- トイレが汚い
- 遊び足りない
といった欲求が満たされない状況からなので、それらがしっかりとしている場合、基本的に夜鳴き中の正しい対応としては
無視
がベター。
不満をぼやいても何も起こらないことを学習してもらうと夜鳴きも止むかもしれません。
フードやまたたびはやって欲しいことをした時に与えるといい方向に学習してくれます。猫は意外と学習能力が高く良いことも嫌なことも覚えている生き物ですので。
鳴いてもあまり意味が無く体力と時間の消耗だけだと理解してもらうことが解決に一番効果を発揮します。夜鳴きをすることで飼い主が起こすリアクションに対して心地いいものを覚えると夜鳴きがエスカレートする可能性がありますので要注意です。
子猫の夜泣きは正常なことなので、基本的に安心できる暖かい環境を作ってあげると治まります。飼い主さんの存在がわかる位置で眠ってもらうとなお良しですね。
老猫の場合認知症の可能性から考えて、特に当てはまらない場合には感覚の衰えから来る不安だと思います。心のケアは飼い主次第ですのでしっかり見てあげてくださいね。
いつでもすやすやのにゃんだむ
夜鳴きの女王アン