一歩間違えば猫に嫌われる!?正しい猫のしかりかた・しつけの基本とは
猫をしつけるうえで重要となるのが猫に対する叱りかたですが、間違えて叱ってしまうと飼い猫に嫌われてしまうばかりか敵視されてしまうことも・・・
猫のしつけの基本を知ることでもっと猫と仲良くなれますので、猫との良好な生活を送るためにもしつけ方法やいたずらする猫の心理を押さえておくことが必須なんですね。
今回の記事では、猫の正しい叱り方・しつけ方法について詳しく書いていこうと思います。
嫌なことを覚えている猫の習性を利用することで効率的に猫に「わかって」もらう方法
猫は嫌なことを忘れない習性があり、嫌なことが起こる場所には近づかなくなったり嫌なことが起こる行動をしなくなったりします。これは野生の猫が生きるための本能として備わっていた能力と考えられています。
猫を叱るという行為は、猫が嫌がること。ということは直接大声で怒鳴ったり叩いたりすることで飼い主を「危険な生き物」として認識してしまうため関係性が悪くなってしまいます。
よって猫を叱ったりしつけたりする場合、基本的には飼い主さんが「危険な生き物」と認識されないよう叱る必要があります。
猫の本能に訴えて「わかってもらう」ことが基本です。
一体なぜ猫は叱られるようなことをするのか?
猫はや本来狩りをする生き物。爪とぎは狩りのための準備であり、高いところに登ろうとするのは獲物を見つけたり天敵から身を守るうえで必要な行動。
なので、人間にとっての「迷惑な行動」は猫本来の習性であると認識するべきなんですね。特に野性味が強いタイプの猫は本能の部分が強かったりもします。
猫とうまく共存するためには習性を理解すると同時に人間の都合を理解してもらう必要があるんです。そのためには人間にとって迷惑である行動を猫にとって「危険」であると認識してもらうことが大前提となります。
猫を叱る・しつけの具体的な方法とは?
飼い猫に怪我をさせずに今猫が行っている行為が「ダメ」であることをわかってもらう方法として
- やってはいけないことを行った瞬間に低く大きな声で短く注意する
- 大きなリアクションをせずに無視する
- 間接的に大きな音を出す
といった方法が効果的。
低く大きな声を出すというのは、3秒以内にやると効果的です。
叱ることで猫が悪戯などの行為をやめたらフードを上げるなどして褒めてあげると学習効果が高くなります。しかし、タイミング次第では逆効果になることもありますので注意深く行ってください。
無視するというのは特に噛み癖がある猫に効果があります。
飼い主さんとの遊びの中でヒートアップして思わず噛んでしまう猫にとって、「噛みつくと遊びが終わる=噛み過ぎると悪いことが起こる」という学習になりますので噛み癖が酷い猫に対しては効果があります。
猫が遊びに夢中になり興奮しすぎた状態を冷静に戻す効果もありますので、激しくなり過ぎた場合は試してみてください。
逆に噛まれた瞬間に大声で怒鳴ったり叩いたりするのはNGとなります。
大きな音を出すときに注意したいのが、音源が飼い主さんと悟られないことです。なるべく、猫の視界の外で大きな音を出す事がポイントで間接的にびっくりさせることで初めて効果が出る方法。
怪我をさせない程度の刺激を同時に与えるとさらに効果が高いと言えます(丸めた靴下をぶつける等)
猫にとって問題行動をすると嫌なことが起こる環境づくりも必要
猫の問題行動などをやめさせるために必要な事は直接叱ったりするだけではなく「いたずらすると嫌なことが起こる環境づくり」も重要です。
直接飼い主さんがしかるより自分自身で起こした行動により猫が「不快」を感じれば
「これをやれば嫌な思いをする」
と学習しますので飼い主さんが嫌われるリスクを軽減すると同時に叱る手間も省けますので一石二鳥。
例えばテーブルの上に乗って欲しくない場合、テーブルに乗ると大きな音が出たり転落したりする仕掛けをすれば
「ここは危ない場所だ」
と覚えます。
また猫はアルミホイルの感触が苦手なためアルミホイルを敷いておくことも効果がありますのでお試しください。