猫を飼育するなら純血種より雑種が断然良い!その理由を解説
現在空前の猫ブームで猫を飼う人が増えています。マンチカンが良いとかアメショが良いなど色々と好みがわかれるところですが、個人的には雑種、いわゆるミックスと言われる猫をお勧めしたいです。
この記事ではなぜ猫はミックスが良いのか、その理由について詳しく解説していきます。
ミックス猫(雑種)の定義とは?
一般的に雑種とは純血種以外の個体を指します。
例えばアメショとシンガプーラの間の子供もミックスになり雑種扱いになるんですね。
純血種は同じ種同士の組み合わせから生まれたものを指し、それ以外を雑種と考えるとわかりやすいです。
猫はミックスがおすすな根拠を解説
混血することで遺伝子が強くなる
ミックス猫は混血をすることで純血種より身体が丈夫に育つことが多いです。
健康状態が良いということは金銭面の負担が少ないだけではなく、病気による飼い主の精神的な心配も少なくなることから雑種猫を押したいですね。
遺伝子同士近い交配を繰り返すうちに発症する遺伝病が多いのも純血種の特徴。健康で長生きできるのがミックスをおすすめする理由の一つです。
オンリーワンな個体で成長過程も楽しい
純血種はソマリならソマリ。マンクスならマンクスといった通り個体差が少ないのがメリットでありデメリットでもあります。個性という意味で純血種はミックスには敵わないと言うのがポイント。
うちのにゃんだむとアンもミックスの猫で特にアンは個性の強い身体的特徴を備えています。
- 長毛種であり一部短毛種
- キジトラ・サバトラ・茶トラの色ミックスでいわゆる麦わらさんに分類される希少性
など。子猫のうちはそうでもなかったのですが、成長するにつれてどんどん個性が出てきて面白いと感じました。このことから成長過程を楽しめるのもミックスの醍醐味であると思いましたね。
雑種は安い
個人的には生き物の売買は感心しないのですが、純血種に比べてミックスは安いというメリットがあります。
むしろ動物愛護施設や保護猫カフェ・保健所から譲渡される場合にはお金がかからないため、ペットショップで高額な料金を支払って純血種を購入するより断然金銭的な負担が少なくなります。
ミックスはかわいい
2種の純血種を交配してもミックスと言われるため、両方のかわいい特徴を引き継ぐと二倍可愛い子が生まれる可能性があるのがミックスのメリット。
猫を始めとする動物は全てかわいいのですが、オンリーワンでナンバーワンな子だったらさらに深い愛情を注ぐことができますよね。
ミックスを飼うデメリットの部分って何かある?
メリットの部分だけではなく今度はミックスを飼うデメリットについて触れていきたいと思います。個人的に考えられるものとしてはどんな子なのか成長して見ないとわからないという点かな?と思います。
純血種はある意味安定している傾向にあります。
例えばノルウェージャンフォレストキャットはこんな性格でこんな病気になる可能性があるから飼い方はこんな感じ・・と、ある意味テンプレート化されている部分があります。
容姿に関しても純血種のこんな子が欲しいという要望に対し応えることができるのが純血種の特徴。
ミックスはそれができない点が唯一のデメリットであると言えます。
猫を飼うならミックスが一番良いという理由まとめ
個性豊かな容姿と健康で長生きできるミックス。
混血になると商品価値が下がるため市場で購入する場合にも安くなりますし、健康面の強さと遺伝病が発症しないという面から見ても医療費の負担が少ないので経済的にも優しいです。
純血種よりミックスの方が経済面や健康面両方見てもほとんどメリットしかないため、今後猫を飼うことを検討している人にはミックスをおすすめします。
余談:純血種は虐待?
純血種は人間の欲によって作られたある意味人工物であると言う見方があります。
純血種を守ろうとするあまりに遺伝情報が近い種同士を交配させ続けた結果40年間で90%の遺伝子が消失してしまったという研究結果も出ており、純血種のあり方に疑問が生まれてきています。
自然の本来のあり方は雑種が基本。その流れを人間の欲で破壊してしまうのは業であると私は思います。
遺伝病という純血種特有の病気によって動物たちが苦しまない世の中になっていけばいいなと祈っております。