日本のペットフード産業が崩壊している現実、猫にとって安全なフードの選び方とは?
現在日本のペットフード業界では安全基準が設けられておらず、日本製のキャットフードを与えると猫や犬の寿命を縮める原因となる可能性があります。
猫にはねこまんまという常識はもう終わっており、現に猫の寿命は適当なご飯を食べさせていた時代と比べても約15年は伸びています。
その理由の一つとしてはペットフードに対する意識の改革が一般常識になりつつあるんですね。猫が食べるフードを厳選することで寿命が約4倍にまでなることが大きな理由。
何も知らずに粗悪なペットフードを与え続け、大切な家族の寿命を縮める原因を作らないよう注意が必要なのです。
日本のペットフード業界のずさんさ
日本にはペットフードに対する安全基準が設けられていないため、フードメーカーは好きなように(主に利益重視の製造)が目立っております。
その一部紹介しますと
- 添加物てんこ盛りの餌
- 実験動物などの死骸から生成。その死肉には実験で使われた危険な薬品が残留
- 野生動物の死体から生成
など
人間向け製品ではないので、とにかく利益重視のシフトになっている感じですね。さらに犬や猫は美味しい匂いがすれば食べますので、そのへんもしっかりと操作しています。
・・犬猫にとって有害な塩や砂糖を大量に加えて。
こんな非道な現状を打破するためにはどうしたらいいのか?
それは
「適当にフードを購入しない」
ことが重要。
ここまでの流れを知っていたら絶対買わないと思いますが。
なので、安価で販売されているペットフードの多くは愛猫にとって有害な可能性が多いにあるということになりますので、飼い主さんが厳選したペットフード選びが寿命を延ばすためには必須であるといえます。
猫にとって良質なフードと粗悪なフードの見分け方とは?
日本には検査機関があるわけでもなく、安全基準が設けられているわけでもないのでペットフードの安全性を確かめる手段は非常に少ないです。
しかし、ある程度の目安はあります。AAFCO(米国飼料検査官協会)アフコという機関はアメリカの厳しいペットフードの安全基準を審査しており
この機関の安全基準をクリアできていれば安全であるという目安となります。
しかし、これはあくまで目安で表示成分までの検査しかしていません。実際、原材料の調達元など詳しい構成成分まで見てくれているのか?といえばそうでもなく
パッケージ上の検査しかしていないということとなりますのでアフコの基準を突破しているから安全だと言い切るのは早計。
栄養基準をクリア+給与試験か分析試験のどちらかを行ったと表示されていれば安心して猫に与えても大丈夫だと言えますね。
この基準をクリアできた製品は無添加で安心して食べることができるフードであり、人間でも食べることができるレベルになっていると考えてOK。
マグネシウムは病気の元、含有マグネシウムをチェック
有名な話しなので知っている人も多いと思いますが一応書いておきます。キャットフード選びで重要なポイントの一つとして「マグネシウム」の含有量をチェックすることが必須。
その理由としては特にオス猫がなりやすいと言われている「尿路結石」を予防するためなんですね。
今では大体のキャットフードにマグネシウムの含有量が記載されていますので比較的安全なのです。
マグネシウムは摂取しすぎると悪影響ですが、全く摂らなくても悪影響なのは知っておくべきポイントです。目安としてはAAFCO(米国飼料検査官協会)の定める基準ですと、「仔猫用:0.08%以上」「成猫用:0.04%以上」あると安心。上限は明確な規定は無いのですが、大体1%前後が相場となります。
大食いの猫は飲水量を調整して尿路結石予防をすると効果的です。
生産工場をチェックすることで安全性が高まる
当ブログおすすめのロイヤルカナンが2018年韓国工場を稼働させることで話題になりましたが、生産する工場をチェックするのも安全性を高めるためにはチェックしておきたいポイントの一つ。
生産している工場の衛生面などによってフードの質が大きく変化するのは周知の事実ですので。
※ロイヤルカナン韓国工場では日本に出荷する製品は犬用しかないと発表しておりましたので安心です。
猫にとって良いフード選びまとめ
良質なペットフードの見分け方をまとめますと
人間が食べれるほどの品質
完全無添加であり、合成保存料は一切使っていない
マグネシウムの基準など、猫に適した栄養バランスであるか
衛生基準を満たした工場での生産であること
要は、人間が食べても悪影響を出さないほどの安全性が必要であるということです。
人間も猫も犬も全ての動物にとって無害フードを与えていきたいものですよね。さらに言えば元気で長生きできるよう食べさせるフードを厳選するのも飼い主さんの義務であると言えます。