10歳を超えたらシニア猫。年を取った猫の身体の変化と接しかた
猫は人間より年を取るのが早く、10歳を超えるとシニア猫として位置づけられます。
年を取ると色々な身体の変化と共に厄年的なことも発生したりと気を抜けない感じなんですね。
この記事では老猫になってきた時に知っておきたい身体の変化と接し方、こんなときどうすればいいのか?について書いていきます。
シニア猫に必ずやってくる「厄年」の乗り越え方
人間も老いてくると節目節目で体調の変化が出てきます。
当然、同じ生き物である猫にも厄年のようなものが存在しており、「今まで通り」ができなくなってきます。
その今まで通りが特にできなくなってくる年齢を、猫の厄年として位置づけられており
厄払い祈願や健康管理に一層気を使う飼い主さんも多くなってきているんですね。
厄年を回った猫に厄がつかないようにする方法としては、厄払いのような神頼みの他シニア猫の身体の変化を知っておくべきなんです。
若いころとは違う猫の体調を知ることが厄がつかない方法の一つです。
猫の厄年っていつ??
猫の厄年は12歳、14歳、17歳。
人間で言うと64歳、72歳、84歳に相当します。人の厄年と比べると高齢に設定されていますね。
家猫の平均寿命が約15歳と言われているので、寿命が近づくタイミングで注意を払うことにより元気で長生きできると考えられている証拠では無いでしょうか?
猫の年齢と健康状態の目安
●猫の年齢7歳:人間年齢44歳
パッと見は今まで通りの猫に見えますが代謝が落ちてきており、太りやすかったり腎臓の機能も低下してきますので
おしっこの量や飲水量をチェックすることが重要になります。
●猫の年齢11歳:人間年齢60歳
腎臓病やガンのリスクが増加する年齢。
筋力の衰えからジャンプ力など運動する力が減ってきますので、キャットタワーに一段足してあげるなど工夫が必要です。
また消化機能の低下もでてきますので、フードも変えていく必要があります。
●猫の年齢15歳:人間年齢76歳
人間でいうと「後期高齢者」に該当する年齢。
眠る時間がかなり増えたり免疫力の低下、甲状腺機能亢進症や認知症が出てくる可能性が高くなります。
ゆっくりと静かに過ごせる環境づくりが重要です。
シニア猫との基本的な接し方
シニア猫だからそっとしておこうというのは良くないです。
むしろ積極的に遊んであげたりスキンシップを取ることで、病気の早期発見や病気予防につながることになりますので
そういった部分ではほぼ今まで通りでもいいのかもしれません。
筋力の低下による運動能力の衰えに関しては、生活環境に一工夫するとシニア猫も過ごしやすくなるかと思います。
大事な家族ですので気づかいしてあげたいものですね。
老猫との暮らし方
老猫のトイレで気を付けるべき点と選び方
老猫になってくると足腰が弱くなり出入りに苦痛を感じる猫も多いため、出入りが簡単なトイレを選ぶことが重要。
上から出入りするタイプは老猫に負担がかかるため使わない方が無難です。
段差をなくすためスロープの設置など配慮をすると良いですよ。
出入りが面倒になるとトイレの中で寝てしまったりと問題が起きたりしますので、スムーズに出入りできるタイプのトイレを使ってください。
トイレを設置する場所も重要で、静かに用を足せる場所を選んで。
トイレの砂はおしっこの状態をチェックしやすいようなタイプがおすすめです。おしっこなど猫の排泄物は健康状態を知るバロメーターとして重要ですので毎日チェックしてください。
どうしても粗相をする場合には介護用のおむつを使用する方法もあります。
老猫が夜泣きをする原因と解決策
老猫が夜泣きする原因として考えられるのが
- 甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症などの疾患
- 機能低下による不安
- 痴呆
病気による夜鳴きに関しては薬などである程度抑えることができます。老猫が夜泣きをして困る場合にはまず動物病院を受診するところから始めると対応も変わってきますので、先に獣医さんに診せてください。
不安が原因の場合にはいつもより多くスキンシップを取り、猫を安心させる必要があります。見えない・聞こえないといった不安は想像以上に怖いものでしょうから、猫に寄り添ってあげる必要があります。
認知症が進んだ猫も夜泣きをします。
老猫の食事はどうしたらいいのか?
老猫ホームという選択肢
高齢猫の基準と注意するべき厄年、老猫との暮らし方まとめ
- トイレ(粗相等)の問題
- 痴呆の問題
- フードの問題