なぜ猫からフケが出るの?その理由と対策について詳しく解説
ふと猫の背中を見てみたら白いものが大量に・・ブラッシングをしたらどんどんフケが・・など猫と暮らしているとフケが出ていてびっくりすることがあると思います。
フケは人間同様に猫からも出るもので、その原因は様々。中には病気が隠されているケースもあり注意が必要です。
この記事では猫のフケの原因と対策。病的なものかどうかまでを詳しく解説していきます。
猫のフケの原因って何があるのか?
まず知っておきたいのが猫からフケが出る原因。病的なものから物理的なものまでありますのでチェックしておいてください。
夏も冬も・・エアコンのかけすぎに要注意!乾燥はフケの原因
夏場は暑さに強い猫と言えどエアコンによる温度調節が無いと熱中症などの恐れがあるためエアコンは必須であると言えますが、エアコンによる乾燥が原因でフケが出る場合があります。
最近では冬場もエアコンで暖を取るような家の構造上エアコンに触れる機会が多いと思いますが、乾燥対策をしないと猫はフケを出してしまい、猫アレルギーの原因になってしまう可能性がありますので加湿を意識しつつ温度調節をする必要があります。
猫からフケが出る場合室内が乾燥しているかどうかチェックを。
ストレス
ストレスは万病のもと。何が原因でフケが出るのかわからない・・という場合には猫に何かしらの負担がかかっていないかチェックしてください。
見知らぬ人間の出入りが多い・子供に追っかけまわされる・落ち着く場所が無い・・等
人間は大丈夫でも猫にとってのストレスを考えてその原因を取り除くことが必要となります。
オスなどの体質や高齢化による代謝の低下
オスというのは皮脂腺が発達していますので、皮脂による脂漏性のフケが出ることがあります。特に尻尾の付け根などからは多くのフケが取れたりしますが無理やりフケを取り続けるのは皮膚を傷めてしまいますので、あまりにフケの量が多く気になるようでしたら獣医師さんに相談してみることをおすすめします。
特に去勢していないオスにこの症状が多く、去勢を薦められるかもしれません。アレルギー体質の猫もフケが出やすい傾向にありますので調べてもらうことをおすすめします。
また高齢化による代謝の低下も原因の一つ。加齢によるものであれば自然なことですので蒸しタオルなどで拭いてあげることで対策ができます。
ノミ・ダニなどの感染症が原因
病的なケースですとノミやダニによる皮膚炎の可能性も考えられます。猫が痒がらないけど人間に感染してしまう「ツメダニ症」や猫が異常に痒がる「ノミアレルギー性皮膚炎」。患部を掻きむしることで二次的な皮膚病にもつながりますので要注意。
抜け毛を伴うものなど病的な症状が出た場合には感染症を疑っていいかもしれません。
病気やアレルギーのケース
糖尿病やハウスダストなどから来るアレルギーが原因でフケが出る場合があります。
特に糖尿病が原因の場合には素人目で判断するのは危険ですが、フケが出る他に
- 飲水量が増えてそれに伴い排尿が増えた
- 食欲が落ちた
- 嘔吐が増えた
- 元気が無い
- 毛艶が堕ちた
という症状が現れます。
「もしかして・・」と思ったら受診してください。
猫のフケの原因と対策まとめ
猫からフケが出る原因というのが
- 乾燥
- ストレス
- 体質や加齢
- 感染症
- 病気
が原因。
飼い主が環境を変えることで対策できる場合には問題ありませんが、シャンプーなどで身体をきれいにしてあげても改善が見られず、病的な場合には受診することをおすすめします。