猫が誤食して事故を起こす危険のあるものランキングと対処方法まとめ
猫の完全室内飼いが常識となった現在ですが、室内といえど猫が具合を悪くしたり最悪の場合死に至る事故がにつながります。
食べた物によっては腸閉塞など重篤な病気になるものがあります。例えば段ボールや発泡スチロールなど普段絶対口にしないであろう感覚のものをがりがりと食べてしまうことだってあるんですね。
この記事では誤食したら危険なものをランキング形式で書いていきます。同時に誤食してしまった場合の対処方法と防止する方法もまとめます。
猫の危険な誤食ランキング5位
☆観葉植物
どの家庭でもインテリアとして使われることの多い観葉植物ですが、植物には猫にとって猛毒なものも存在します。
それが
- ユリ
- アロエ
- ポトス
- チューリップ
- アイビー
など。これらはごく一部ですが、猫が間違って食べてしまうと中毒症状を引き起こし危険な状態に陥る恐れがあるものも多く、観葉植物を置く際には事前に調べておく必要性があります。
●誤食してしまった場合の対処方法と対策は?
観葉植物を置く際には猫にとって有毒では無いかどうかをしっかりと確認したうえで置くことをおすすめします。
仮に猫が危険な植物を誤食してしまったと考えられる場合には即受診することをおすすめします。
猫の危険な誤食ランキング4位
☆人間の髪の毛
短い髪の毛はたいして問題が無いのですが、危険なのは「長い髪の毛」です。
これを誤って食べてしまうと内臓に絡まり腸を壊死させてしまう可能性がありますので、髪が長い家族がいるご家庭ではこまめな掃除をすると良いでしょう。
●誤食してしまった場合の対処方法予防方法
こまめな掃除の徹底が予防方法となります。髪の長い人を猫が毛づくろいする際にも注意してください。猫と仲良くなると毛づくろいしてくれますが、同時に髪の毛を誤食してしまう事案が発生しますので。
髪の毛を食べてしまったと思ったら猫の様子をしっかりと観察してください。元気が無くなったり様子がおかしかったら受診してくださいね。
猫の危険な誤食ランキング3位
☆猫用おもちゃ
猫用のおもちゃには動物の毛が使われていたり、ちょうど猫が食べてしまえるようなサイズのものが多かったりと誤食してしまうことが多い物。
またたびをふりかけて使用するものもあり、誤食しやすい状態になっているおもちゃにも注意を。
●誤食してしまった時の対処方法と誤食の防止方法
遊びに夢中になって間違って食べてしまわないよう注意して遊んでください。古くなって劣化してきた場合にも注意が必要。
おもちゃを使わない時には猫の手の届かない場所へ保管することが基本です。
仮に誤食してしまった場合の対処方法ですが、無理に吐きださせることはしないでください。口から糸が出ている場合も無理に引っ張ると内臓を傷つけてしまう恐れがあるため、獣医さんに見せることが先決です。
猫の危険な誤食ランキング2位
☆段ボールなどの紙類
段ボールを噛む癖がある猫も多いのではないでしょうか?段ボールなどの紙類は消化吸収されず、大量に食べると腸などに詰まり腸閉塞を併発する危険性があります。
少量ならば神経質にならなくても大丈夫なのですが、習慣づいている場合は要注意を。
●誤食してしまった場合の対処方法と予防策
段ボールや発泡スチロールを噛むという癖は欲求不満である可能性が高いのと飼い主に何かを訴えて起こしている行動の可能性があります。
誤食を根本的に防ぐには猫にストレスが溜まっていないかを確認するのと同時に何か飼い主に求めていることは無いかを考える必要があります。
物理的な対策としては噛み癖のあるものは猫の目に触れないようにすることが重要ですね。
猫の危険な誤食ランキング1位
☆糸・ひも類
猫の消化器官は10センチ以上のものは排泄されずらく誤食してしまうと胃腸に詰まってしまう恐れがあります。
髪の毛もそうなんですが、長い物には要注意。
また髪の毛より危険性が高い部分としては、太い紐などを飲み込んだ場合消化器官を詰まらせ、腸閉塞などの原因となりますので注意が必要。
細くて長いものを猫は好みますので、遊んでいるうちに誤食してしまうといった状態になることがありますので注意してみてあげてください。
●誤食してしまった場合の対処方法と予防策
誤食の予防は紐類や糸を猫の目に触れないようにする事。おもちゃなどの嗜好品にも紐がついていますので、普段から整理整頓を心がけてください。
仮に誤食してしまった場合には受診することをおすすめします。間違っても引っ張らないようにしてくださいね。
その他の危険な誤食
その他の危険な誤食しそうなものとしては、
- 針などの尖ったもの
- 薬剤関係(入浴剤入りのお湯も含む)
- ビニール類などの消化器官に詰まりそうなもの
- 電気が通っているコード
など
誤食に関しては猫の個体差がありますので、ご自宅の猫の傾向を観察することが重要となります。
床に落ちている猫の興味を惹きそうなものや刺さりそうな危険なものは猫の手の届かないところへ避難させなるべく猫が危険にさらされないよう注意することが重要となります。
もし誤食してしまったら取るべき飼い主の行動まとめ
もし猫が誤食してしまったと思ったらやるべき飼い主さんの行動ですが
- 何を食べたのか?
- どのくらい食べたのか?
- 猫ちゃんの様子はどうか?
- 嘔吐はあるか?それに混じっているものは?
- 便に混じっている?どのくらい混じっている?
をチェックし、動物病院を受診させることをおすすめします。
無理に吐かせようとするのはNG。誤食後に食事を与えることもNGとなりますのでご注意ください。