猫のゆっくりまばたきは大好きだけじゃない!?猫のまばたきの意味について解説
猫と暮らしているとゆっくりとまばたきをしてくることがあると思います。一般的にはまばたきをした相手に対して好意を抱いていると言われていますが、実際は微妙に意味合いが変わってくるようなんですね。
この記事では猫が瞬きをするときどんな意味が隠されているのかについて書いていきます。
なぜ猫は他者に向かって瞬きをするのか?
猫が相手に向かって瞬きをする根本的な理由としては、何かしらのコミュニケーションを図ろうとする意図があります。それは決して好意的なものだけではなく違った意味も隠されているのでそこを見極めることが重要ですね。
大きく分けて猫がゆっくりまばたきをする理由は二つ。
- 好意を持って接する時
- もうやめてくれの意志
相反する理由にびっくりすると思いますが、状況次第ではこのように使分けていると考えられています。
好意を持って瞬きをする場合
猫がゆっくりとまばたきをして好意を示しているケースは人間と交流している状態から行う瞬きです。飼い主さんと一緒に居てゆっくりとまばたきをする場合、猫は人間との交流状況に置かれていますので猫は相手に対し「私はあなたに好意を持っています」という意志を示していると考えられます。
マイナスの感情で瞬きをするケース
一方、マイナスの感情で瞬きをするケースがあります。檻の中に居たり野良猫などが相手に対して行う瞬きです。この孤立状況の下で行う瞬きは「もうやめてくれ」という意味を持ちます。
野良猫同士がにらみ合っているときに力が弱い方がゆっくりとまばたきをしますが、その状況から考えると「負けを認めるから攻撃しないで」という意志表示であると考えられます。
檻の中の猫の目をじっくりと見たりしてもゆっくりまばたきをします。猫の間ではまっすぐ目を見つめることは「攻撃性」の意志表示となりますので、逃げ場のない猫にとって恐怖を感じるため「怖いから目を見ないで」の意味でゆっくりとまばたきをするんですね。
決して好意を持って瞬きをしているわけではないので気を付けましょう。
飼い猫は行為の瞬きをする
このことから信頼関係が構築されている飼い猫とのゆっくりまばたきのアイコンタクトはほぼ「愛情表現」であると捉えて間違いなさそうですね。気が付くとこちらをじっと見ている猫が、目が合ったとたんにゆっくりとまばたきをする場合「大好き」という意志ですのでこちらもゆっくりまばたきで返してあげましょう。
片目だけまばたきをする場合
猫はウィンクをしませんので、片目だけ頻繁に瞬きをする場合には目の中にゴミなど異物が入っていることを疑ってください。
目視できるレベルのごみの場合、添加物が入っていない体液と同じ濃度の目薬であれば使用できますので点眼して様子を見てあげてください。腫れが出たりそれでも取れない場合には受診をおすすめします。
猫の瞬きの意味まとめ
猫のゆっくりまばたきには二種類の意味があります。
- 孤立した状況下であれば降参やもうやめてくれの意志表示
- 飼い主と一緒など他者との交流状況においては大好きなどの意志表示
片目だけウインクする場合には異物が入っていないかチェックしてください。
飼い猫であればほぼ好意を寄せている意味です。