猫は無理やり窮屈な場所に入りたがるけどそれって習性なの?
猫が狭いところを好むというのは割と知られている事実ですよね。油断すると狭い場所や段ボール、バッグに侵入していてびっくりすることがしばしばあります。
この記事ではなぜ猫は狭い場所に侵入したがるのか?について説明していきたいと思います。
猫が狭い場所を好む理由
猫が狭い場所を好む理由というのは遺伝子レベルで刻み込まれた習性です。猫の祖先は穴など狭い場所に住んでいて天敵などから身を守りつつ安全を確保していたと言われています。
猛禽類など大型の鳥類は猫にとっては脅威ですし、大型の肉食動物も生命の危険を感じさせる生き物。
それらの外敵が侵入できず安全に眠れる場所としては穴などの狭い場所は格好の隠れ家でした。その習性が現代の猫にも受け継がれて狭い場所を好む性質になったと考えられています。
狭い場所に入ると安心できるという心理から窮屈な場所で過ごすことを好むんですね。
また安全性以外にも猫は狩りをするうえで自分の身を隠すことにメリットがあると考えています。狭いところで獲物を待ち構えて狩りをするというのは古くから変わっていない習性。
自力で獲物を捕るためにはこういった工夫や習慣が必要なんですね。根っからのハンターであることの証明でもあります。
アンの侵入癖から考える猫の狭いところを好む強さ
にゃんだむは比較的狭いところへ入りたがらないのに対し、アンはどこへでも侵入する癖があります。
猫って元々狭いところが落ち着く動物なので、ある意味正しいことなのですが個体差が大きいことが勉強になりました。
狭い場所を好む猫でも個体差がある理由として考えられるのが、アンはどちらかと言えば野性味が強い猫であるのに対し、にゃんだむは半分人間のような態度が目立つタイプ。
本能が強く出るかどうかの部分が分かれ目であると考えられます。
加えて身体の大きさから見ると、アンは3.5キロであるのに対しにゃんだむは・・8キロ・・
これだと入ることができる場所は限られますしむしろ入ることを諦めなきゃなりませんよね。なので体格から考えてもアンは狭い場所へ侵入することが好きになるタイプであると言えます。
アンが狭いところに侵入した例を画像付きでどうぞ
子猫の時に使っていたキャリーケースの使い方を間違えた画像。本猫は何も間違っていないといった表情。間違っています。
ねこのきもち付録のふわふわベッドでくつろぐアン。表情は険しいですが通常運転です。
身体のサイズギリギリの袋に侵入してワクワクしているアン。本猫はこちらが気づいていないと思っています。狩りの想像をしているのでしょうか?仮にそうだとしてもその体勢からは狩りは失敗します。
子猫時代にキャリーケースからこちらを狙っている様子。わくわくした表情からハンターの血統がうかがえます。
段ボールの空き箱があるとすぐに侵入します。狭いだけではなく段ボールには嗜好性もあるようで・・そのことについて詳しくまとめた記事がこちら
狭い場所に入った猫の状態から考える猫への対応
猫の狭いところ好きの理由まとめ
猫は本能的な理由から狭い場所を好みます。
- 狭い場所でじっとするのは狩りをするのに都合が良い
- 狭い場所は外敵から襲われず安心して休める
全ての猫が狭い場所に侵入することを好むのかと言えば一概には言えず、個体差はある模様。本能的な部分が出やすいワイルドなタイプの猫は狭い場所を好む傾向にあります。
狭い場所に入ったシチュエーションごとに猫への対応が変わりますので観察して対応してください。