猫がお腹を出してゴロゴロするへそ天の意味は何?
猫が無防備にお腹を出して寝そべる「へそ天」と言われるポーズ。猫の自由さを十分に感じれる恰好ですが、この行動には何か理由があるのでしょうか?
へそ天をする理由を知っていくと割とだらけているだけじゃないことがわかってきます。
この記事ではなぜ猫がへそ天をするのか?について解説していきます。
猫がへそ天をする理由って何?
猫が急所であるお腹を見せてゴロゴロとする様子は野生の猫科の動物では絶対に無いもの。いつ外敵から襲われるともわからない環境で急所丸出しと言うのは通常では有り得ないんですね。
飼い猫がへそ天をする理由として考えられるのが大きくわけて4つ考えられます。
暑くて熱を放出しようとしているため
特に猛暑の場合、へそ天を目にする機会が増えます。
汗をかかない猫たちは犬のように舌を出し体温調節をするわけでもありませんので、何とか上がりすぎた体温を放出しようと工夫します。
温度調整のためやっている行動ですので暑い日のへそ天中に触ると嫌がれるかもしれませんよ。
飼い主を信頼しているため
へそ天をする猫は飼い猫だけで、飼い猫特有の行動ともいえるポーズ。
野生の時には感じることができなかった安らぎを家では感じることができ、へそ天をするようになったのではないでしょうか?
「この人は攻撃をしない」
という安心感からお腹を出しても大丈夫と判断しているのでへそ天を見ることができる飼い主さんは喜んで大丈夫ですよ。
また飼い主に近寄ってきてゴロンと転がってお腹を見せるのは「かまってほしい「撫でて欲しい」などの欲求から来るもの。無視しないで撫でてほしいところを撫でてあげてくださいね。
ちなみにお腹は急所ですので撫でられたい猫は少ないと言えます。なのでお腹を見せたとしても顎の下やおでこなど猫が喜ぶポイントを撫でることが仲良くなる秘訣です。
湿気を放出したいため
特に日本の猫は湿気が多い場所に生きているため湿気放出の理由でへそ天をする猫が多いようです。砂漠地帯に祖先を持つ猫ですので、湿気には弱いため毛と毛の間に溜まった湿気を放出したい理由でへそ天をしていることも考えられます。
梅雨時期にぼんやりへそ天をしている猫を見かけたらそっとしてあげてくださいね。
リラックスタイム
野生の猫は常に命の危険と隣り合わせのためへそ天という行動は絶対しないと書きましたが、飼い猫の場合安心できる環境でご飯を食べれなくなる心配もなく過ごせるためリラックスタイムが生まれたと考えられます。
安心できる環境で暮らしているためへそ天のような魅力的な行動パターンが生まれたというのは、人間にとっても「癒し」という意味では良いことですね。
へそ天をやっているときにNGな事とは?
猫がへそ天をやっている時は安心している場合が多いですが、それはお腹を触ってOKとは同一の意味ではありません。
何度も書きますが、猫のお腹は弱点の部分ですので本来触られるのは嫌なんですね。なのでへそ天をしているからと言ってお腹をぐいぐい触るのはおすすめしません。
撫でてほしいところを撫でるかそっとしておくことが猫と良好な関係を築くコツです。
すやり