可愛い猫は可愛い自覚があってやっている?猫の本質に迫る仮説
全ての猫はかわいいということを皆さんは知っていると思いますが、実は猫は自分がかわいいことを自覚していることをご存知でしたでしょうか?
すたすたと歩いてきてはゴロンとお腹を見せてみたり、ゴロゴロと喉を鳴らしてみたりと可愛い部分は沢山あります。
この記事では猫が自分を可愛いと知っている理由について書いていきたいと思います。
猫が自分を可愛いと自覚している根拠とは?
猫は古くから人間と共存してきた生き物。一説によれば紀元前から人間と暮らしてきたという証拠が出ていますし、エジプトでは神格化されるくらいに大事にされてきた存在です。
それほど長く人間と共存してきた猫はどうやって人間と暮らす上で良好な関係性を築けるのか?を遺伝子レベルで知っていてもおかしくありません。
そして猫が出した答えは「可愛がられる」ことで人間と共存するということがお互いメリットが大きいと判断したのではないでしょうか?
犬は人間に尽くすことで共存する道を選び、猫は可愛がられることで共存を目指した。と考えると自然ですね。
長く人間と共存してきた経緯から猫は可愛く進化したと仮定できます。
猫の性質から考える[可愛い]を使う意味とは?
次に猫の性質を考えていきます。
猫は自分の起こしたアクションから発生した結果を経験として蓄積する性質があります。
例えばジャンプして登った先が崩れて落ちてしまったらその場所を「危険な場所」として認識して学習します。
逆に良いこととしては、ニャーニャー鳴きながら人間に近づいてみたらご飯が貰えたとなるとその人間にニャーニャー鳴くことでご飯が貰えると考えて行動するようになります。
良いことも悪いことも猫は学習するので
かわいい行動を取る=良いことが起こる行動
と考えていてもおかしくないんですね。
なので狙ってかわいく見せようというより「このアクションを起こすと良いことが起こる」と考えるため、結果的にかわいい行動を取るようになると考えられます。
特に人間と暮らしている猫はかわいいを前面に出ていますよね。
可愛い自覚はあるが狙ってやっていない猫の魅力
猫は人間のように下心を持つ生き物ではなく、本能からやって欲しいことがあったらその行動を取ればやってくれる可能性が高いと判断してかわいいを使うということを前項で解説しました。
猫の魅力はその下心の無さにあると私は考えます。
卑しい気持ちが無く純粋に欲求を通したいため起こす行動は猫の魅力であり、人によってはそれをツンデレとも言ったりもしますがそこにはツンもデレも無くただ「やってみたかった」「これをやると良いことが起こる」だけなんですね。
「テーブルの上のものを落としてみたら飼い主がやってきたから次から飼い主に来てほしい時は落としてみよう」
「何となくお腹を見せていたら撫でてもらったから撫でてほしい時はお腹を見せよう」
など
行動原理から考えると猫はかわいいを効率的に使いこなす達人ですよね。