多頭飼い猫の遠慮行動がストレスの原因に、猫関係を良好に保つコツとは?
人間も遠慮したり気を使い続けるとストレスが溜まってしまいますよね。
実は多頭飼いの猫の猫間関係でも「遠慮」といえる行動があり、力関係が弱い猫はストレスが溜まってしまいがちなんです。
うちのオス猫にゃんだむとメス猫アンの間でも遠慮行動がたまにあり、そういった場合はストレスをためないよう工夫をして対処をしています。
今回は多頭飼いの猫の遠慮行動でストレスを溜めないためのポイントをうちの猫たちの実体験を元に書いていこうと思います。
にゃんだむ:先住猫で力関係は上
アン:後輩猫で力関係は下
猫の遠慮行動の具体例
●フード
うちの猫の例で言いますと、アンはフードを食べる時ににゃんだむが居ないタイミングを狙って食べる癖があります。
にゃんだむは食事制限をしているので、アンちゃんが食べると何を食べたのか?をチェックしているのか、食事後必ずアンちゃんと鼻を突き合わせ情報交換をします。
これによって食べ盛りのアンにおやつあげて調整することができず、にゃんだむは肥満が進みますしアンは満足できるくらい食べることが難しくなります。
このままでは、食事制限されているにゃんだむにもされていないアンにもお互いストレスがかかる環境ですので、飼い主側の対処が必要となります。
食事制限の有無に限らず多頭飼いの場合、こういった力関係でフードの与え方に工夫が必要となります。どちらも平等にフードを与え安心できる環境での支給が必要となりますので、フードを与える際の工夫としては
- 食事時間は時間で与える
- 食事の際には部屋を分ける
というランダムな時間にフードを与えないなどの対処をすると猫にストレスがかからない状態になります。
特に力関係で上であるにゃんだむに食事を先に与え、後で別室にてアンに食事を与えると双方満足してくれるはずです。
●遊び
遊びでもアンちゃんは一歩引いてみていることが多く、本来一番遊びたいはずのアンが遠慮している姿を良く見かけます。これもフードと同様に部屋をわけて遊ばせるなどの工夫が必要で、同居猫と隔離して行うと目いっぱい遊んでくれます。
隔離せずとも先ににゃんだむを遊びに誘い、疲れるまで遊んであげたのちにアンと遊ぶといった流れであればストレスが軽減すると思います。
●トイレ
トイレに関しても猫社会では優先順位があります。
基本的に猫の頭数+1個のトイレを準備することが必要となり、それを満たしているとそこまでトイレを譲る行動は出ないように感じますが
トイレの清掃がしっかりできていないと猫たちが不満を漏らすことがあり、それが原因でストレスが・・といった負のスパイラルが起こりますので猫用トイレの清掃まマメにチェックしておきたいところですね。
ちなみにうちの猫事情でちょっと気になる事なのですが、トイレに入っているアンをにゃんだむが物陰から狙うといった行動がたまに見受けられます。これはトイレの数が原因なのか、もしくは単に遊びたいだけなのか不明。やはりトイレの数は猫の数+1が理想なのかもしれませんね。
アンちゃんがストレスのはけ口となった行動とは?
にゃんだむのストレスが高まり、アンもそれにストレスを感じたときに問題行動を起こすのはアンちゃんの方でした。夜鳴きや無駄鳴きなど、今考えるとちょっとかわいそうな状態に・・人間でも同居人がイライラしていたらストレスが溜まりますし・・
そんな状況を打破するきっかけになった工夫が
- アンと遊んであげる
- アンだけフードを食べさせない
この二点を行うことで現在は比較的落ち着いている猫関係になっています。
ちなみにアンの夜鳴き行動はたまに発動しております。同じように猫の夜鳴きで困っている人はこちらの記事をご参照ください。⇒アンの夜鳴きに対し実際に行った対策と原因
多頭飼い猫の遠慮行動からくるストレスを軽減するポイントまとめ
- フード:力関係が強い方から食べさせる。弱い側には別室にて
- 遊び:こちらも力関係が強い方を優先で遊ばせる
- トイレ:猫の数+1が鉄則。清掃はこまめに行うと◎
猫たちの力関係を見定めつつ優先順位をつけると効果がありそうです。ストレス解消にはまたたびも有効ですし、マメに遊ぶことも必要です。
優先順位としては先住猫を優先すると良好な関係が保てそうです。仮に先住猫の力関係が下の場合には力関係が上の方を優先してほぼ同時進行で先住猫をかまってあげてください。
十分なフード供給や遊びを与えることでみんなハッピーになれると思います。