もっと子猫と仲良くなるために必要な教育って?
子猫を迎えた時に、生後3か月目を超えていない場合飼い主さんが子猫の基本的な教育をしなければいけません。
子猫というのは、生後3か月目までに母猫や兄弟猫たちと過ごしその過程で猫社会のことや猫としての基本的な生きていくための知識などを学びます。
逆に生後3か月未満の状態で引き取った場合、猫としての基本的な能力や知識が無いため飼い主さんが教える必要性があるんですね。
また、幼くして親に捨てられてしまった子猫も同様で猫に長生きしてもらうためには教育が必要不可欠となります。
今回は子猫の教育方法を母猫から学んでいきたいと思います。
猫にとって安全な環境を整える
母猫というのは、子育てをする際に外敵の危険性が無い場所や静かな場所を選びます。
これによって、子猫は静かで薄暗く落ち着く場所が安全だと認識しますので生存率があがります。
これを飼い主さんがどうやって教育すればいいのかといいますと、子猫が安心して昼寝ができる場所を用意ししてそこに行けば安全だといった環境を整えることが必要となります。
なるべく人が来ない場所で、薄暗く静かな場所を用意してあげることが重要です。
ちなみにうちの猫たちにゃんだむとアンちゃんの逃げ場は押入れで、来客があった際にはそそくさと入り込んで身を潜めています。安心できる逃げ場がないと猫的にはストレスが溜まりパニックを起こし人間を攻撃することもあるので注意が必要です。
危険が近づいたら子猫を安全な場所へ避難させる
母猫は自分の縄張りに外敵の侵入など、子猫が危険にさらされる可能性が発生した場合子猫をくわえて安全な場所へ避難させます。
この際に、すべての子猫を助けられないと判断した場合には遅れている子猫を置き去りにしてしまうこともあるようです。辛い決断でしょうが、生き延びるための苦渋の判断といえます。
これを飼い主さんがどうすればいいのかというと、来客や掃除機など猫たちが驚異と感じる存在が近づいた場合
他の部屋に避難させたり安心できる隠れ家に入れたりすることで猫の恐怖心を和らげることができます。
恐怖心があまりにも続く場合、縄張りである家の中でもリラックスできない状態となり脱走などの危険性も出てきますので、「ここは安全な場所だ」という意識を薄れさせない教育が必要です。
トラブルを避けるための猫社会のルールを教える
ここから先はやってはいけない事を教えるというのは人間社会でも重要な教育ですが、猫にもそういった教育をすることが必要です。
「ダメ」のボーダーラインを教えることで怪我をしたり命の危険から回避することができますので、この教えはぜひやっておきたい教育の一つ。
子猫が母猫の目を見つめ続けた時に猫パンチをして
「相手の目を見るということは敵意がある証拠」
という教育をしたり
強く噛んで来たり怪我をしそうなじゃれかたをしてきた場合は母猫は強く噛んで他猫の痛みを教育します。
うちでは後輩猫アンがやってきたタイミングが「生後2週間」と非常に幼かったため、先輩猫であるにゃんだむが親代わりになり猫社会の掟について教えていました。
それによって、徐々にアンの噛み癖やお転婆具合が少なくなり怪我をしたり無茶な行動が減った感じですね。
これを人間が教育するためには猫にダメージが少ない方法で危険を伝えることが重要。
※参考記事⇒猫に嫌われない猫のしかり方って?
ここで注意が必要なのが、「母猫と同じようなしかり方をしない」ということです。
母猫と同じように猫パンチをしたり噛んだりした場合、猫との関係が悪化する恐れがあり人間が危険な生き物であると学んでしまう可能性があります。
人間としての猫の教育というのは、いかに「気づき」を得るチャンスをあげるかが必要なんです。
間違っても「教育のため」という暴走した思想の元暴力は振るわないようにしたいですね。猫に嫌われるだけですので。