ほめることで猫が簡単にやって欲しいことを覚える?しつけ方法
猫のしつけって犬慣れしている人ほど困惑する部分が多く、間違ったしつけ方法でしつけようと必死な飼い主さんも多くはありません。
下手をすれば猫に嫌われてしまう可能性があるしつけですが、やり方や飼い主さんの認識一つで劇的に変化します。
この記事では猫をしつける際に知っておきたい褒め方のポイントについて書いていきます。
嬉しいことがあると猫は記憶する習性を利用する
猫は犬と違って群れで生活をしてきた生き物ではありません。なので服従や主従関係という概念が無いため力による圧力を加えてしつけようとすると逆に嫌われてしまいます。
猫という生き物は、「嬉しい」「嫌だ」という記憶を覚えている習性があるため、そこを利用したしつけ方法が適していると思います。
ほめることによって「嬉しい」という感情を刺激し「この行動をすればいいことがある!」と覚えてもらうことでこちらのやって欲しいことややって欲しくないことを学んでもらうことが可能なんです。
猫は単独で狩りをして生きてきた生き物ですので、自分にとって危険か有益か判断し学習する能力が高いんですね。
具体的に嬉しい感情を掻き立てるには?
猫の嬉しい感情を掻き立てるには、飼い主さんがやって欲しい行動を取った後の
「3秒以内」
にご褒美を上げるなど猫にとって良い事が起こるようにします。例えば飼い主の手のひらに前足を置いたらおやつをあげる~など。
このことを応用すると猫がベルを鳴らすという芸も覚えてくれますよ。
3秒を過ぎると、猫が何に対してご褒美を貰ったのか?という記憶が無くなり、意味もわからず嬉しいという状況になりますのでしつけにはなりませんので要注意。
具体的にどういったプロセスを踏めばいいのか?それは
- フードやおやつをあげる
- 名前を呼んだり、褒めてあげる
- 猫ちゃんが好きなスキンシップをしてあげる
- 猫ちゃんを見つめ、ゆっくりとまばたきをする
- 遊んであげる
というパターンが一つ。
フードは食欲が旺盛な猫にやると効果が抜群です。
肥満気味の猫ちゃんには別の方法で褒めてあげてくださいね。しつけと共に肥満が加速してしまいますので。
手軽にできるのがやさしく名前を呼んだり、褒めてあげたりすることですね。スキンシップに関しては触れ合うのが嫌いな猫もいますので、見極めてやってあげることが重要。
見つめてまばたきをするというのは、飼い主さんとの信頼関係がしっかりしていれば可能ですし遊びが好きな猫は遊んであげるとうれしい感情が盛り上がります。
猫の趣味趣向を考慮して選択することが重要ですね。
褒めてしつけるときの注意点
猫を褒めるときの注意点としては、夜鳴きやいたずらした時など飼い主にとって良くないことをした場合に「ご飯が欲しいのかな?」と勘違いしフードなどを与えてしまケース。
いたずらするとフードがもらえると勘違いして覚えてしまうため、困った行動を取った時は無視するようにしましょう。
猫をほめてしつけるやり方まとめ
- 爪切りなど嫌がることを我慢させる
- 終わったらおやつなどを与えたり褒めたりする
- 爪きりすると良いことが起きると学習させる
- 嫌なことも我慢できるようになる
という流れ。
猫の本能である自分の起こした行動で発生する「良い事」「悪い事」を学習する能力を利用したしつけ方法です。
基本的に猫にわかってもらう方法としてはこの習性を利用して学習してもらいます。
逆にやって欲しくない行動を取った時に褒めたり、やって欲しい行動をした時に大きな声を出したりすると思惑と反対の行動を取るようになるので、その辺に注意してしつけてください。
割とやりがちな間違いですので。