猫の発情期はいつ?対策と去勢費用まとめ
猫が発情期に入るといままで聞いたことの無い鳴き声を発し、ちょっとうるさいと感じる飼い主さんも多いと思います。
発情期になって困る場合には去勢手術を検討することをおすすめしますが、実際どれくらいの費用がかかるのか?メリットデメリットはどうなのか気になるところだと思います。
この記事では
- 猫の発情期はオス猫、メス猫はいつなのか?
- 猫の発情期の対策
- 猫の去勢費用とメリットデメリット
をまとめていきたいと思います。
猫の発情期はいつ?
オス猫の発情期はいつ?
オス猫は年がら年中発情期なので、これといって時期は関係ありません。
人間と一緒ですね。
発情するとオス猫は攻撃的になり、落ち着きが無くなります。
大きな声で鳴き、スプレー行為などの問題行動が見られるようになります。
脱走の可能性も高まるため注意が必要になります。
メス猫の発情期はいつ?
メスはオスと違って年中発情しているわけではなく、きちんとした発情期が存在します。
メス猫の発情期は日照時間に左右されるため、日差しが長くなる2月~4月と6月~8月の間が繁殖期となり発情するんですね。
厳密に言えば日照時間が14時間以上になると発情するので、室内飼いの猫でも室内の明かりで14時間以上になる場合発情することもあるようです。
メスが発情すると
- 大きな声で鳴く
- お尻を持ち上げる姿勢をとる
- 体を色々な場所にこすりつける事が増える
- 普段より活発に行動する
- 脱走する
- オス猫に優しくなる
- マーキングが多くなる
- 食欲がなくなる
- トイレに行く回数が増える
- 粗相をする
- 陰部を頻繁に舐める
などの変化が現れます。
猫の発情期の対策はどうしたら良いのか?
発情期は猫の本能によるものなので、人間の方でできる対策は去勢手術することが一番です。
マーキング行為などの問題行動に対して叱ると逆効果ですので上手に付き合っていくしかないでしょう。
攻撃性が増している時期なので思わぬ反撃を受けて関係性が悪化・・なんてこともありますので、無理にコントロールしない方が無難。
メス猫は発情するといつもより多く甘えてきますが、これに応えると発情が加速しますので発情期のメスはなるべく相手にしないでください。
大声で鳴く行動は日中だけならまだしも、夜中や明け方までとなると近所迷惑にもなりますので
できる限り遊んで発散させるなど対策を講じる必要があります。
猫の発情期には綿棒が有効って本当?
メス猫の発情期を抑える方法として綿棒による刺激が有効だと言われれていますが、素人がその方法を取ると子宮や陰部を傷つけてしまうためおすすめできません。
傷口から細菌が入りこみ予想以上に重症になってからでは遅いので止めておきましょう。
猫の去勢手術のメリットデメリットって?
この項では猫を去勢することで得られるメリットデメリットについてまとめていきます。
猫の去勢のメリットって?
- 発情期特有の行動が無くなる
- 攻撃性が少なくなる
- 生殖器系の病気のリスクの軽減
猫を去勢することで発情期に見られる問題行動のほとんどが無くなります。
発情によるストレスも軽減されますので、攻撃性が少なくなり人間と暮らしやすい子になるでしょう。
また去勢をする一番の理由として「病気のリスクの軽減」があります。
去勢をすると乳腺腫瘍などホルモンのバランスにより引き起こされる病気のリスクを軽減できるので、健康寿命を延ばすことにつながるんですね。
本当に猫のことを考えるのであれば去勢手術をやっておくべきなんです。
去勢をするデメリットって何があるの?
去勢をするデメリットは太りやすくなる点。
去勢後は食事制限をするなど体重の管理をする必要があります。
ちなみにうちのにゃんだむは去勢後順調に太っていきました。体重管理が難しいので一日の摂取カロリーを計算してフードを与えることをおすすめします。
猫の去勢手術のQ&A
Q:去勢する時期はいつが良いの?
A:生後7か月くらいで最初の発情期が来ますので、その前に行うのが理想的。成長度合いも関係してくるので獣医さんと相談して去勢する日取りを決めてください。
Q:発情期が来てしまった成猫でも去勢して大丈夫?
A:病気の予防という意味では子猫じゃなくても大丈夫です。発情によるストレスの軽減にもつながりますので、飼いやすくなりますよ。
Q:去勢したら完全に発情しなくなるの?
A:100%無くなるわけではなく、稀ですがホルモンを分泌する場合があります。去勢しても発情する場合には獣医さんに相談してください。
猫の去勢手術費用相場はどれくらい?
子猫を去勢するタイミング:メスで生後6~12か月、オスの場合6~10か月
去勢にかかる費用:オスの場合1~2万円くらい。メスの場合2~4万円くらい
成長度によってタイミングが異なりますので、獣医さんと手術するタイミングを相談してください。また動物病院次第で価格が上下しますので問い合わせてから手術することをおすすめします。
猫の発情期の対策まとめ
猫の発情期はオスとメスで違います。
オスは年中発情しているのに対し、メスは日照時間14時間以上の時期に発情します。これは本能的に暖かい時期の方が子育てしやすいことを理解しているためだと言われています。
屋外で暮らす野生の猫の場合2月~4月、6月~8月の間で発情期を迎えることが多いですね。
室内飼いの猫は電気の関係から長い時間明るい環境に居る場合発情しやすいと言われています。
発情期は本能からくる衝動のため、無理に問題行動を阻止すると反撃を喰らったりしますので上手に付き合っていくことが重要。
去勢することが一番の解決策になります。
去勢は問題行動の抑制だけでなく、生殖器周りの病気の予防にも役立ちますので繁殖の予定が無ければ去勢することをおすすめします。
去勢にかかる費用は動物病院によって上下するものの、オスの場合1~2万円。メスの場合2~4万円が相場。去勢のタイミングは発情期を迎える前の子猫の段階ですることをおすすめします。
去勢することで太りやすくなるものの、トータルで飼いやすくなり問題行動も減るため現代社会では去勢が推奨されています。