猫にヨーグルトは食べさせてはいけない?良い面と悪い面から考える猫とヨーグルトの関係性
猫にヨーグルトを与える人が近年増えていますが、実際のところ猫にヨーグルトは与えても大丈夫なのでしょうか?肉食動物である成猫が発酵食品を食べるとなると色々問題が出てきそうですが・・・・
この記事では猫にヨーグルトを与えるメリットとデメリット両方から考えて本当に猫にとってヨーグルトは必要なのか?について書いていきたいと思います。
猫にヨーグルトを与えるメリットとは?
猫に乳酸菌食品であるヨーグルトを与えるメリットは人間同様に腸内の環境を整えることが期待できます。口腔内の消臭にも効果が出るため、乳酸菌粉末で口臭予防ができる商品も動物病院で売っているほどですので乳酸菌は猫にとって有益な効果があると考えてよいでしょう。
猫にヨーグルトを与えるデメリットの部分は何?
次に猫にヨーグルトを与えるデメリットについてです。猫は味覚が発達しておらず食べることができるかどうかの判断程度しかできません。その判断基準として苦みと酸味にはネガティブな反応を示す事がわかっています。
このことから酸味のあるヨーグルトを好む可能性は低いと考えられます。実際うちのにゃんだむはヨーグルトに興味は示すものの臭いを嗅ぐと若干引いた顔でいなくなりますので、きっと酸味=腐ったものという判断をしたと考えられます。
また牛乳由来であるヨーグルトを多く摂取することで軟便もしくは下痢になる可能性があります。
脂肪分が多いため肥満の可能性も考えられますのでなるべく与えない方が無難だと言えますね。肥満は万病の元ですし、尿路結石になりますのでおすすめできません。
猫にヨーグルトを与えなくても良い理由とは?
猫にとってヨーグルトが不必要である理由としては普段食べさせているフードにあります。猫の主食は総合栄養食が基本ですが、そのフードには猫にとって必要な栄養素が全て配合されており、それ以外は要らないんですね。
なのでフード以外の嗜好品的なものを与えるということは肥満や病気の原因になりかねないので、不必要であると判断できます。それはヨーグルトも同様です。
猫には高品質な総合栄養食で十分なんですね。
もし乳酸菌で口臭予防などを考えている人は乳酸菌粉末を使用することをおすすめします。
どうしても猫がヨーグルトを食べたがる?そんな時の対処方法
猫にヨーグルトは不必要なのですが、猫の気まぐれでヨーグルトに反応する子もいると思います。その時の猫の感情は「ヨーグルトをねだると飼い主さんが反応してくれるのでねだってみた」というレベル。
普段の生活で猫と遊んであげたりかまったりする時間を増やしたりするとヨーグルトの事を忘れて他の趣味を見つけると思います。
ヨーグルト=良い事
の構図を解消するとヨーグルトをねだることは無くなるでしょう。
猫にとってのヨーグルトまとめ
ヨーグルトが猫に与える良い影響は乳酸菌によるものなので、必ずしも与えなければいけないものではないと言えます。むしろ悪影響の方が強いと考えられますので与えない方が無難。
口臭が気になる場合には乳酸菌粉末で代用すると良いでしょう。
良質な総合栄養食を与えていれば猫の健康は維持できますので、いたずらに不必要なものを与えて猫の健康を阻害しないように注意したいですね。