猫が大好きな段ボール。放っておくと食べちゃって危険が・・理由と対策まとめ
猫は段ボールなど箱があると入り込む性質を持つ生き物ですが、黙って入っているだけならば問題ありませんが、中にはかじったり食べちゃったりする猫もいます。
この記事では猫がなぜ段ボールを好むのかその理由と段ボールをかじることで発生する誤飲の対策などを書いていきます。
なぜ猫は段ボール好きなのか?4つの理由について
猫が段ボールを好む理由は大きく分けて4つあります。
●身を隠せるので安心する
猫は狭いところを好む生き物です。段ボールの中は程よく暗く、音も遮られ自分の身が隠れるため猫にとって快適な環境であるため好まれる傾向にあります。
外から見ると滑稽な姿であることは本人たちが自覚してないため、余計に猫が愛らしく感じるポイントでもありますよね。
頑張って隠れているつもりですのでそっとしておいてあげてくださいね。
●保温性抜群で暖かいため
猫の平熱は38℃と高く、段ボールのような空気の層を含んだ素材の段ボールに入ると自分の熱で暖を取ることができるため猫は段ボールが好きなんですね。
元々温暖な気候の土地に祖先を持つ猫ですので、寒さに弱く暖かい場所を好む性質から段ボール好きになったと考えられます。
風を通さないため保温力が高いことが人気の理由です。
●猫が苦手な湿気を吸収する
猫は被毛内には汗をかきませんが、猫は毛の内側が外の湿気で蒸れやすく湿気があると不快に感じる生き物。段ボールのように湿気を吸収する素材というのは、猫にとっては快適な環境を作る要因となり湿気の多い日本では特に好まれる傾向にあります。
段ボールを設置しないにせよ、猫が快適に暮らせるための環境づくりのためには湿気対策が重要なんですね。
●臭いを吸収して自分好みにカスタマイズできるため
段ボールは臭いを吸収しやすい素材ですので、猫の生活スペースの臭いが他の家具より吸収されやすいのも好まれる要員かと思われます。
また段ボールを接着する際に使われる「デンプン」の臭いが気になるという猫もいるようですね。
猫は自分の臭いがあると安心できますし、フェロモンなどで縄張りとして自分の場所をアピールできるためすぐ臭い移りする段ボールを好むと思われます。
段ボール設置の際に注意したいかじる行為と食べる行為による誤食対策
段ボールの噛み心地やデンプンの臭いによってかじる嗜好が出る猫も中にはいます。ここで注意したいのがかじることで段ボールを誤食してしまうこと。
段ボールの誤食は少量ならば排泄されるのですが、消化吸収されないため大量に誤食することで消化器官が詰まり命を落とす可能性もあります。
なので段ボールを日常的にかじる癖が出てきた場合には段ボールを撤去することをおすすめします。
仮に段ボールを撤去できない環境の場合には刺激のある臭いをつけると猫は近寄りません。歯磨き粉などに含まれるミントの臭いや酢などの刺激臭ですね。
どうしても・・という場合には使ってみてください。
段ボールを誤食してしまった時の受診を考える目安とは?
段ボールは爪とぎの素材だったりまたたびをふりかけて遊ぶおもちゃだったりと猫とは密接に関わっている素材です。故に誤食するケースは段ボールの箱に限らず発生するものだと考えてください。
誤食しても元気な様子のうちは大丈夫ですが、
- 明らかに元気が無くなる
- 食欲が落ちる
- トイレに行っても出ない
- トイレに行かない
などの症状が現れたら受診を検討してください。
無理に吐かせようとしたり身体を叩くなどすると猫がびっくりして怯えてしまいますので、具合の悪そうな兆候が出たら受診して診てもらうことをおすすめします。
腸閉塞になってしまった場合には命の危険がありますので急いで。
猫が段ボールを好きな理由と誤食対策まとめ
猫は段ボールが好きな生き物です。その理由は4つ
- 性質に合っているので安心感がある
- 保温力が高く暖かい
- 湿気吸収で快適
- 自分の臭いがつきやすいので安心
段ボールが好きすぎてかじったり食べてしまうことも少なく無いため誤食対策としては刺激臭のあるものを段ボールにつけて猫が寄らないように注意すること。
酷い場合には撤去を検討してください。
誤食して元気が無くなった場合には受診をするようにしましょう。
[おまけ]うちの猫のケースから考える段ボール好きの個体差
ちなみにうちでは後輩猫アンが段ボールやガサガサする袋などが大好きなため、それらを放置しておくと侵入してしまうことがしばしばあります。
誤食に関してはほぼありませんが、お腹が空くとビニール袋などをかじる癖がありますのでなるべく空腹のサインが出たらフードを与えることで対処しておりました。
逆に、にゃんだむは段ボールには興味を示さず。段ボールに入るよりふかふかした布団の上や座布団の上を好む傾向にあります。
身体のサイズ的にも段ボールより布団で暖を取ったほうが効率的なのかもしれませんね。