猫のジャンプ力の高さを知って危険な場所に行かせないコツまとめ
猫と生活を共にしていると想像以上にジャンプして飼い主をびっくりさせることがあります。時には自分で降りることができない場所へのジャンプや乗って欲しくない場所、例えば冷蔵庫の上などに乗ってしまい困らせることもしばしば・・
この記事では猫がどれくらいジャンプするのかを知ることで猫の行動範囲を把握、猫が家の中で危険な目に遭わないための対策はどうしたら良いのか?について実体験を元に書いていきます。
猫がジャンプできる高さとはどれくらいなのか?
一般的に猫がジャンプできる平均的な高さは猫の身長の5倍の高さ位まで飛ぶことが可能。
猫の身長を30㎝と仮定すると1.5mは飛べる計算になります。
うちの猫の場合、後輩猫アンは助走無しで1m垂直飛びは軽くこなします。家具を駆使するとどの場所にも行けてしまうため、場所によってはアンが危険な目に遭ってしまう可能性があります。
また長毛種のアンが家のいたるところに侵入するとモップ代わりになってしまい汚れていくのも困りもの。
なのでアンが高いところに登らないよう工夫する必要があるんですね。
猫は高いところを好む本能を持つ生き物
猫が本能的に高いところを好む生き物なのですが、その理由としては
- 周囲を見渡せる位置が安心
- 自分の優位性の強調
- 祖先が木の上で生活をしていた
という理由から。
ジャンプ力が優れているのも高い場所を好むのが理由なんですね。
猫が色々な場所にジャンプして困る・・・と考えてもそれは本能に従って行う行為ですので、うまく付き合うしかありません。
多頭飼いの場合猫関係の優位性を示すため、余計に高い場所の奪い合いは起こります。
飼い主にとって猫が登って欲しくない場所がある場合、飼い主の工夫が必要になります。
猫がジャンプして困る場合の対処、2つのコツ
猫は学習能力が高く、自分にとって良い事や悪いことが起こると覚える習性があります。
この習性を利用して困ったジャンプ行為を止めさせることが可能です。
例えば登った先は危険な事が起きたり(怪我させないレベルでやってください)嫌な音が出たり、脚の裏がべたべたになったりなど。
登って欲しくない場所に「登ったら嫌なことが起きる」仕掛けをするのが対処のコツの一つ。
もう一つは物理的に登れないようにすることが有効。一度嫌なことが起きても登る場合物理的な対策をしていく必要があります。
[実例]猫がジャンプして登って欲しくない場所へ移動できないようにした工夫とは?
まず猫のジャンプ力を考え、足場になりそうな1.5mの高さにスペースを作らない事を意識しました。
大体猫はジャンプする前、目測をしてからジャンプするため行けるか行けないか一旦考えてから飛びます。なのでジャンプできないという判断になるように高さを調整。
猫の目線で見るとどこを封鎖すればいいか見えてきますので猫目線を意識するとわかりやすいです。
ただ完全に高低差が無い環境ですと猫にとってストレスが溜まる原因になります。もし環境が悪くなりそうでしたらキャットタワーを配置するなど対応してください。
ダイニングテーブルに登れるようでしたらそこからさらに+1.5mの高さまで登れてしまいますので、ダイニングテーブルから飛べる位置に登って欲しくない家具などを置かないように注意してください。
ちなみに猫のジャンプの飛距離ですが、うちのアンの場合助走無しで1mは余裕でしたのでそれ以上は飛べると思います。
猫のジャンプ力が平均以下の場合猫に何が起こっているの?
全ての猫が1.5m飛べるわけではなく、中には1m未満という猫も居ます。
うちの先住猫のにゃんだむがそうです。
猫のジャンプ力が低い場合に考えられるケースとして
- 怪我などをしている場合(古傷も)
- 加齢による衰え
- 体調が悪い
- 肥満
にゃんだむは過去に交通事故の経験があり、骨盤が成長しきっていません。またその影響からか運動量が少ないため肥満(単純に飼い主の管理不足も)シニア期であることもジャンプ力の低さに影響していると言えます。
うちの場合緩やかにジャンプ力が低下しましたが、急にジャンプ力が低下する様子が見られた場合何かしらの病気の疑いが考えられます。猫の様子を観察して体調不良があるようでしたら病院を受診してください。
猫のジャンプで困った場合にできる対策まとめ
猫は1.5mの高さまでは軽くジャンプできる生き物ですし、高い場所は本能的に好むためそれを邪魔する行為はストレスになる場合があるので生活環境を工夫する必要があります。
登って欲しくない場所がある場合
- 登ったら嫌なことが起こるように工夫
- 物理的に登れないように工夫
を駆使しして猫が危険な場所に登れないように部屋づくりをすると良いです。
ただ完全に高い場所に登れない場合、猫にとってストレスになりますのでキャットタワーなどで代用してください。
猫の本能を知り、身体能力を知ることで怪我の予防につながります。