猫の島の善し悪し、香川・男木島 別名猫島の糞尿問題などから考える共存

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猫島の管理責任は人間にあり!猫との共存を考える事例

香川県の男木島は「猫島」と呼ばれるほど野良猫が増えており、観光にも貢献している現状があります。

しかし、観光客が増えたことによって頻繁に餌を与えられるようになった猫はどんどん繁殖し、島民の人口より多い200匹あまりまで増えてしまい島民の生活に害を与え始めています。

糞尿問題や漁で使用する網を噛みちぎるなど、苦情が増えさらには猫たちの病気なども深刻化しているといった状態。人間にとっても猫にとっても決して良い状態ではありませんね・・・

そこで協議会は今年4月、高松市のNPO法人「BONにゃん」(長町満里子代表)に相談。猫の増加を防ぐため、理事会の全員一致で不妊手術の受け入れを決めたようです。

猫の不妊手術には公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)が資金を援助協議会の木場健一会長(68)は

「猫に罪はなく、増やした人間に責任がある。これ以上増やせないが、今いる猫の命と健康を守りたい」と話しているようです。

猫の島から考える地域猫のありかた

犬とは違い野生の状態でも人間の生活する地域に共存している猫ですが、最近では野良猫のことを「地域猫」と呼んで、各地域で世話をしているといった活動も多くなってきているようです。

まだまだ他の先進国と比べ、日本はペットに関する意識が低い国ですので、こういった活動は犬や猫と共存するに当たり重要であると思います。

資金面の工面や猫が嫌いな人や猫アレルギーの人への理解など、乗り越えるべき課題も多くありますが、人間だけではなく動物にも優しい国するためには私たち一人ひとりの理解を深める必要があるんですね。

地域猫の問題点と今後の課題

地域猫を維持するためには様々な問題点があり、糞尿や餌を始め頭数を管理するために去勢の資金などが課題となります。

今回ニュースとして取り上げられた男木島では、資金の援助があったのでなんとかなりそうなのですが

これが全国に点在する猫島をカバーできるのかどうかといえば難しい部分もあり、地域猫の維持のための資金団体がもっと増える必要なんですね。

また猫島だけではなく各地域に暮らしている地域猫たちも各々管理することで、全国的な殺処分を減らす事ができます。

単純に野良猫が増えたから殺処分で数を調整する考え方では非合理的でもありますし、人道的にもどうかと思う部分が大きいです。

人間だけの世界ではありませんので、他の命との共存は必要不可欠。

全ての生き物が安心して暮らせる社会が理想ですね。

男木島へのアクセス方法

男木島へのアクセスは、高松市から出ているフェリーに乗る必要があります。

2時間に一本という間隔ですので、乗りそびれるとかなり待つことになりますのでご注意を。

詳しい男木島へのフェリーの時刻表はこちら⇒http://ogijima.info/access/

男木島の様子を動画でどうぞ

猫島のあり方から考える今後の地域猫との共存まとめ

野良猫を地域猫にすることで人間住む地域での共存が見えてくる例が猫島です。

ただ、完全な共存が難しい点としては資金面の調達が一番。その部分をカバーするためには地域猫の数を調整するために必要な資金を猫たちにも協力してもらうことが必要になってくると思います。

島の住民だけでは限界がありますからね。

なのでここは保護猫カフェからヒントを得て、島全体を巨大な猫カフェのようなテーマパークとして位置づけるのも面白いかもしれません。

これはアイディアの一部ですが、猫自身が客寄せをして地域も潤い猫たちも幸せ・・・と簡単にはいかないでしょうが猫との共存の可能性を感じるニュースだと私は感じました。

 

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