ある日いきなり猫の性格が変わった・・なぜなのか?原因と対策
猫の性格がいきなり変わることを経験している飼い主さんも少なくないです。
甘えん坊だったのに飼い主を避けるようになったり、夜鳴きが突然始まったりなど
今まで見たことの無い行動を始めると困惑しますよね。
この記事では突然猫の性格が変わってしまう原因と対策について書いていきます。
猫の性格が変わる原因で考えられるものとは?
環境が変わることで精神的に負担が増えるため
猫は環境の変化に対してストレスを感じる生き物。ちょっとした環境の変化にも不安を覚える傾向にあります。
部屋の模様替えや引っ越し、新しい猫を飼い始めたり犬を飼ったりすることもストレスですね。めでたいことですが、飼い主の赤ちゃんが生まれることも環境の変化に含まれます。
今までにない状態が全てストレスになるため、変化が起きる場合には猫への配慮が必要になります。
酷くストレスが溜まると夜鳴きや粗相などの問題行動に発展して「いきなり猫の性格が変わった」と勘違いしてしまうことが多いですので要注意。
新しい家族を迎えても先住猫への対応は手厚くしないとどんどん飼い主への不信感が募りますので気を付けてくださいね。
環境が変化する際に注意するべきこととして
- 先住猫最優先で
- 猫が安心できる環境を整える
- 猫の匂いのついたものは安心できる空間に置き、猫の負担を減らす
など猫ファーストで行動することをおすすめします。
加齢によっての性格の変化
子猫の時代と老猫の時代では動きや趣味趣向、好奇心の強さが違うため成長によって性格が変化したと思う場合もあります。
うちのケースを例にすると、オス猫にゃんだむは子猫の時は非常に活発で好奇心旺盛で人見知りしない性格だったのですが、成猫になった辺りから人見知りをしだして来客の際には人前に出なくなりました。
2018年現在はシニア期に突入しましたが、子猫の時の性格が残っているのはご飯をねだる時の表情くらいでしょうか?遊びの際にも寝転んで体力の消費の少ない動きで遊ぶといった状態。
なので性格の変化は加齢によっても起こりうるものだと言えます。
去勢手術の影響
去勢手術によって変化する場合もあります。一般的には猫は去勢すると甘えん坊になりホルモンバランスが中性的になるため穏やかな性格になると言われています。
性欲によるストレスから解放されるため、攻撃的な側面も少なくなるので飼いやすくなるんですね。
個体差はあると思いますが、猫の性格が変わるタイミングの一つと考えて間違いないです。
怪我や病気のケースも考えられます
今まで穏やかな子だったのに触ろうとすると「シャー!」と威嚇されるようになった・・という場合には病気や怪我をしている可能性も考えられます。
誰でも痛い場所や病んでいる場所を触って欲しくないですよね。猫がそこまで過敏に反応するということは何かしらの異常があると疑ってください。
様子を見ながら痛みのポイントを探り、何か異常が無いか確認。腫瘍や傷が無いかチェックしてくださいね。
病気で性格が変わったというケースで代表的なのが「甲状腺機能亢進症」という病気。
- 急激な食欲増進
- 今まで以上に行動が活発になる
- 夜鳴きが激しくなる
という場合には獣医さんに相談してみてください。
他には脳の異常などの場合も考えられます。性格の変化と共に涎を垂らす・無駄に鳴くなどの変化がありましたら受診をしてください。
[実体験]抱っこ嫌いの猫の性格の変化
性格の変化に関してうちのケースをご紹介します。
アンは生後2週間で保護されたため、猫社会のことも人間社会のこともわからない状態だったのもあり、やりたい放題の猫でした。
子猫の時は抱っこが嫌いで活発、あまり鳴かないタイプの子。
成長と共に徐々に活発さは落ち着き、その反動なのかわかりませんがよく鳴くようになりました。
こうして子猫から成猫への成長を見てみるとやはり性格に少なからず変化は出ていますね。
うちのケースの場合、アンの場合同居猫にゃんだむから受けた教育と自分自身の成長によっての変化があって性格が変わったと言えます。
現在は相変わらずの抱っこ嫌いですが、気分が乗っている時に抱っこするとすんなりできるようになったため
飼い主に対する妥協・・という成長も見られます。