[もしかして・・]猫の分離不安の症状と対策。飼い主ができる緩和方法とは?

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うちの猫・・もしかして分離不安症?知っておきたい症状と対策

猫がどこへ行くにもついてきてべったりされて困る・・という飼い主さん、あなたの猫はもしかすると「分離不安」なのかもしれません。

この記事では分離不安とは何か、分離不安を見極めるために知っておきたい症状、分離不安を解決するために必要な対策をまとめていきます。

猫の分離不安とは?

動物は親しい仲間と離れ離れになることで極度の苦悩や不安に襲われることにより、病的な行動や問題行動を起こす症状のことを指します。

別れに伴い不安を覚えることは多くの動物があることですので、病的でなければ問題ありませんが異常な行動に出る場合には分離不安の疑いがあります。

本来単独行動をする猫ですが、長い間人間と暮らすようになって絆が生まれそれが強い「依存」という形で現れたものだと考えられます。

分離不安の症状ってどんなもの?チェックポイント

猫が分離不安で起こす行動の例としては

  1. 落ち着きを失いウロウロしだす
  2. 普段聞かないような声で鳴きわめく
  3. 物を落としたり壊したりする破壊行動に出る
  4. 他者に対して攻撃的な行動を取る
  5. 吐いたりよだれを垂らしたり脈が速くなったりする病的な症状が出る
  6. 元気が無くなり食欲も減る
  7. おしっこやうんこをしてはいけない場所で粗相する
  8. 自分の毛をむしったりする自傷行為が見られる

他にも依存先である人物と離れた際に起こす異常行動がある場合には分離不安の可能性があります。

ちなみにこの時の粗相の約75%が飼い主さんの寝室や布団の上で行われるようです。

分離不安になりやすい猫の特徴と傾向

 

分離不安になりやすい猫の特徴や環境は

  • 一人暮らし世帯の猫
  • 一匹飼いの猫
  • 完全室内飼いの猫

など猫と飼い主の距離が近ければ近いほど強く出る可能性があります。

また距離が密な猫に起こる変化として注意すべきことが

  • 赤ちゃんや新入り猫を迎え、猫ちゃんへの接し方が変わった時
  • 引っ越しなどで生活環境が変化した時
  • 出張などで親密な飼い主さんが離れた時

など、環境の変化によって分離不安が引き起こされる可能性があります。

猫という生き物は環境の変化に弱いため、ちょっとの環境の変化によって猫の不安を煽ってしまうことにより分離不安が起きることが多いようです。

分離不安の具体的な対策

 

●猫が安心できるように改善

猫が飼い主さんに依存してしまうのは環境が安心できないからかもしれません。

猫が一人でも安心して過ごせる環境を整えるのが最初にするべきことです。

例えば、飼い主さんのニオイの付いた衣服などを猫ちゃんが安心して過ごせる場所に置き、その場所には猫が居心地がよくなるよう毛布などを敷くと良いです。

さらにはちょっと薄暗く、狭い場所などにそういった逃げ場を作ってあげると効果的ですね。

一人になるとどうしても不安を覚える場合には、猫用のフェロモンスプレーを使用する手段も一つです。

一人になった際に覚える不安や孤独が原因の場合、安心できるフェロモンにより「一人じゃない」という意識が生まれるため猫の不安を和らげる効果が期待できます。

特に一人暮らしで猫を飼っている人にはおすすめです。

●猫を退屈させない環境づくり

猫が退屈しないことも重要で、一人でも遊べるようなおもちゃを与えたり外を見て気をまぎらわせる環境をつくると効果が期待できます。

●猫との距離感をうまく取る

普段から猫との距離感を上手く取っておくことは分離不安を防ぐために効果的です。

猫の欲求に全て答え過ぎてしまうと飼い主依存が加速するため、おねだりに対してグッと我慢する行動もたまには必要。

甘やかしすぎず厳しすぎずの絶妙な距離感を取って接する必要があります。

家族が居る場合お世話を分担制にしても良いですね。一人だけに依存しないよう分散するのは猫にとっても不安の分散につながります。

●引き金を作らない

猫は学習能力の高い生き物ですので飼い主の行動パターンでこれから起こる事を予想します。

例えば普段からかけている声「行ってきます」に対して猫が感じることは、行ってきますの言葉は飼い主としばしの別れ・・なんですね。

分離不安を予防するためには一定の行動パターンで離れるのではなく、ある程度ランダムにしたほうが離れ離れになる不安を減らすことができそうです。

依存が強い猫に対しては出かける際に声をかけないでみるなど行動パターンに揺らぎを作ってみてはいかがでしょうか?

茶トラの去勢済みのオスってべったりしやすいかも・・うちのケースと実際やってみたこと

個人的な感覚ですが、うちの茶トラ猫にゃんだむは比較的飼い主依存が強いと感じます。

私が独身時代からにゃんだむと暮らしていたため、彼にとって私は親のような存在になっていました。

去勢した茶トラ猫は甘えん坊になるということを良く耳にしますが、その要素が行き過ぎてしまうと分離不安になると思います。

私自身面倒くさがりという面を持っているため、にゃんだむの欲求には100%まで応えていないのがいい方向性になったと自負しておりますが、

かわいさのあまり全ての欲求を飲んでいたら分離不安になっていた可能性は否定できません。

結婚を機に家族が増え、同時に出張が増えるといった環境の変化の中でやはりパートナーから言われたのが出張中のにゃんだむの不穏な動きです。

夜寝るタイミングで眠らなくなり深夜までウロウロするといった行動や、玄関で帰りを待つなどの変化を報告され分離不安手前であると考えました。

当時の仕事から離れ、出張が無くなった現在ではそこまでの変化は無いものの外泊をすると夜眠らないという報告は未だに聞きますので安心はできませんね。

にゃんだむやアンをかわいがるほどに分離不安になってしまうと考えると付き合い方が難しいのですが、絶妙な距離感をお互い探りつつ模索していこうと思います。

ちなみに病的なまでの症状までには至ってはいないため完全な分離不安なのではなく、飼い主依存が強い甘えん坊レベルだと解釈して過ごしております。

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