里親サイトで起こった事件・・匿名性が災いした悲劇と猫を虐待した人間を取り締まる法律
名古屋市の無職の男がインターネットの里親サイトで譲り受けた猫を平手で殴るなどして死なせた疑いで書類送検される事件がありました。
「言うことを聞かないから殴った」
と供述しているということですが、あまりにも身勝手な犯行であり非道。決して許される行為ありません。
動物虐待をした人間を裁く法律があるということはこの事件の犯人は知らなかったのでしょうか?猫を虐待する痛ましい事件が後を絶ちませんが、この記事で動物虐待をした人間を取り締まる法律があることをシェアすると同時にどんな罰則があるのか?などを書いていきます。
あなたの周りで動物をいじめている人が居たら教えてあげてくださいね。
知っておきたい動物愛護法の理念
「何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにする」
動物愛護法の一文にはこう書かれています。
普通の意識の人間であればみだりに動物の命を奪うことはしないかと思いますが、動物愛護法の大原則としてはこういった理念があります。
いたずらにこの理念に反する行動を取った人は法で裁かれるので注意してくださいね。面白半分で虐待の動画をSNSに投稿した人間は当然裁かれますし、それを面白がる人間も同罪です。
卑劣な虐待動画や画像を見かけた場合即通報してくださいね。
里親への譲渡条件の整備と猫の飼い主になるという意味を教育する必要がある
「動物がその命を終えるまで適切に飼養すること」
動物愛護法第三章第一節第七章にはこうあります。
今回の事件で容疑者の男性が猫を譲り受けたルートというのがインターネット上の里親募集サイトから。
秘匿性が高いインターネットを通しての里親募集は多くの人が目にして、可愛がってくれる里親と出会えるチャンスは多くありますが、その裏には虐待をする人間の手に猫が手渡されてしまう危険性もはらんでいます。
里親の譲渡の規則は厳しい条件を定めている団体も多いですが、割と穴が多いシステム。
今後こういった卑劣な人間に猫が譲渡されないよう各団体譲渡の条件を厳しくしていく必要性があります。
さらに最期の時までしっかりと飼い主の責任を負うことができる人間を増やすためにも「里親になるということはこのようなこと」という教育をしっかりとしていき、動物・人間双方が幸せになる道を模索していくべきです。
「ペット里親サイト」で譲り受けた猫を殴り死なせる事件の罰則とは?動物虐待で逮捕されるとこうなる
「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。」
命を奪った罪にしては非常に軽いかと思いますが、今回の里親事件の罰則はこのくらいらしいです。
個人的にはもっと厳しくしてもイイかと思いますね。
人を殺めたときと同等のレベルの厳しさが無いと虐待は無くなりませんし、弱い立場の生き物に当たる弱い人間をのさばらせる結果になるためさらに厳しい罪と罰を与えるべきです。