猫はなぜごめん寝・土下座寝をするのか?寝相に隠された事実
猫が眠るとたまに前足に顔をくっつけて眠るような姿を見かけると思います。その姿勢が人間が土下座をしているような姿に見えるため「ごめん寝」というネーミングがつけられて親しまれております。※別名土下座をしているように見えるため土下座寝やすまん寝などもあります。
この記事ではなぜ猫はごめん寝をするのか?その理由とそれに派生した顔の前で前足をクロスして眠る「クロス寝」はなぜ起こるのかについて書いていきます。
ごめん寝はやらない猫もいる
ごめん寝をやるかやらないかは個体差があります。うちの二匹の猫たちもごめん寝はやりません。代わりにオス猫にゃんだむが自分の顔の前で前足をクロスさせる「クロス寝」(ネーミングは私が勝手につけました)をやります。
このごめん寝とクロス寝をする理由は共通している部分があり、そこを知ることで理由が見えてくると思います。
ごめん寝をする理由ってズバリ・・!
猫がごめん寝をする理由はまぶしいからなんですね。自分の前足で少しでも光をさえぎって眠れるようにするためにごめん寝を生み出したとされています。
夜行性動物であり夜目が効く生き物ですので、逆に光が強すぎると感じる場合が多い模様。
なのでごめん寝をしている姿が可愛いと思う気持ちもわかりますが、猫のためを思ってカーテンを閉めるなどすると快適に猫は暮らせると思います。
ごめん寝って実は猫に負担がかかった状態なんですね。
顔の前で猫が前足を交差させる理由は?
この寝姿を見たことがある人も多いと思います。このクロス寝をする理由は二つあり
- 光がまぶしい
- ストレッチ
です。
光の刺激を和らげるように遮る目的と伸びの目的二つを両立させていることが考えられます。人間で例えると朝起きた時に両手を伸ばして伸びをする感覚でしょうか?
こちらはまぶしくて眠れないという意味より目覚める時に光の刺激を受けた状態と考えると良いのかもしれません。
猫が寝すぎて病気が心配・・適切な睡眠時間から健康を考える
猫の名前の由来が「寝子」といわれているほどですので、猫は眠る生き物。飼い猫の睡眠時間は約14時間と一日の6割を眠って過ごしているようです。
その理由は猫の性質にあります。猫は元々肉食動物ですので狩りのタイミングまでは眠って体力を温存する習慣があり、いざという時に全力で獲物を狩るための力を残していると考えられています。
狩りのタイミングはいつ来るのかわからないため、熟睡している時間はほとんど無く3~4時間しかしっかりとした睡眠をとっていないらしいです。
一見眠っているように見える猫も、少しの物音で目を覚ますのは浅い眠りだからという理由なんですね。
なので寝すぎかな?と思っても病気の心配は無いのでご安心を。
寝過ぎて病気を疑うべきケースとは?
いくら猫といっても数日間じっとうずくまり眠り続けているというのは異常だと考えて良いです。病気を疑うべきチェックポイントとして
- 20時間以上眠っている
- 呼吸が浅かったり深すぎたりする
- 声をかけても反応が無い
という状態でしたら獣医さんに相談してみてください。
猫のごめん寝の理由と病気の疑いまとめ
猫がごめん寝をする理由はまぶしい事が挙げられます。注意するべき点はまぶしいことがストレスになり猫の負担がかかっていること。
まぶしいとクロス寝などごめん寝の派生の眠り方をしたりもします。
なので猫の負担を減らすためにもごめん寝やクロス寝をした場合は部屋の光量を調整してあげると親切です。
猫の眠りで病気を疑うべきケースは20時間以上眠ったり声をかけても反応が無いなど明らかに異常な状態を示した場合。
基本的には眠る生き物ですので、極端じゃなければ安心して大丈夫です。
[かわいい]猫のごめん寝画像まとめ
グレー猫の見事なごめん寝ですね。真ん丸でかわいい♪ごめん寝を見ていると窒息しそうで心配になります・・
爪とぎで完全光をシャットアウトしたごめん寝。
つっぷしていてかわいいです。
白黒猫さんのごめん寝。一見何をやっているのかわかりません。かわいい。
飼い主さんのおっしゃるとおり心配になりますが、見ていて飽きないというジレンマがあるごめん寝。茶トラのごめん寝はきな粉団子みたいですね。かわいい。