気が付くと猫がべったりとくっついてきてくれるけど、実は・・・
猫の魅力の一つとして、普段抱っこすらさせてもらえない猫が自分のタイミングで飼い主に寄り添ってきてくれる点がありますよね。
テレビを見ている時にそっと股の間に来たり、眠っている時にさりげなく布団の上に来たりと思いがけない幸せを感じます。
飼い主的には自分の事を大好きなんだな~と思いがちですが、実際どうなんでしょうか?
この記事では猫が寄り添ってきてくれる理由について掘り下げていきたいと思います。
猫が寄り添ってきてくれる理由その1:単純に寒い
猫は寒がりな生き物ですので、季節的に寒くなってくると暖かい場所を求めて動く傾向にあります。
飼い主的には「寒いだけか~」とがっかりする部分もありますが、自分より体温の高い猫とくっつくことでお互い温かくなれる点ではWINWINですよね。
うちの猫たちも夏場より冬場の方がくっついてきてくれる隔離値が高いので間違いじゃないと思います。
猫が寄り添ってきてくれる理由その2:匂い付けでお気に入り登録
猫の身体にはフェロモンを分泌する器官が備わっており、その部分をこすりつけることで自分の匂いをつけます。
いわゆるマーキングをすることで「自分のお気に入り」を感じて安心するわけなんですね。
遠回しな愛情表現ですが、スリスリしたりくっついたりするのはこういった理由からも考えられますので、温かい目で見守ってあげてくださいね。
ちなみに猫のフェロモンが分泌される部分はほっぺ、顎、おでこ、シッポの付け根、足の裏(肉球)、尿、肛門腺、、耳の後ろなどから分泌されます。
特に安心できる匂いを出す部分は顔周りの臭腺から出るため、この部分をこすりつける対象は好きな場所であることが言えます。
顔をスリスリしてきたら好かれている証拠ですよ。
猫が寄り添ってきてくれる理由その3:親離れの失敗
猫があまりにもべったりな場合、親離れの失敗が考えられます。
生後9週齢まで親元で暮らさなかった猫は親離れを経験していないため、いつまでも甘えたい気持ちが残り飼い主に依存してしまう傾向があるんですね。
飼い主的にはべったりと甘えてくれた方が嬉しい・・という気持ちもありますが、猫の事を思うとそれだけではいけなかったりもします。
例えば精神的な安定を飼い主依存している場合、分離不安などの問題が生じてしまいます。
このことを考えると、生後9週齢まで親元で暮らしてこなかった猫がべったりすぎる場合、距離感をしっかりと考えつつメンタル的なケアをしていく必要があります。
猫が寄り添ってきてくれる理由その4:飼い主に何かして欲しいことがある
遊んで欲しい欲求やご飯が欲しい欲求がある時猫は寄り添ってきてくれます。
この時猫はあまり長居せず、ちょっとくっついたらこちらを振り返りにゃーと鳴いたり前足でちょんちょんと飼い主にちょっかいを出したりします。
それがご飯なのかトイレが汚いのか遊んで欲しいのかは状況次第。
とにかく飼い主にアピールをして欲求を使える仕草はかわいいですよね。
猫が寄り添ってきてくれる理由その5:単純に飼い主が好き
色々猫がくっついてきてくれる理由はあるものの、結局猫は飼い主が好きなんです。
猫は本来群れを作らない生き物です。にも関わらず飼い主にべったりということは飼い主さんを好きな証拠。
野生の猫は自分に他の生き物の匂いなどが着くと、外敵や獲物に存在を知られるため猫にとって都合が悪くなるため好みません。他の生き物にくっつき寄り添うというのは信頼していなければやらない行動なんですね。
猫が寄り添ってきてくれたらどうする?
これはもう愛でてあげる一択ですよね。
特に安心フェロモンが分泌される顔周りを撫でてあげると喜ばれます。
何かして欲しそうな場合には欲求を汲んであげるとさらに仲良くなれますよ。寒そうな場合には室温調整などで対処してください。
ただ分離不安の可能性がある場合には距離感を一定距離置くことを意識してください。
なぜ猫は寄り添ってきてくれるのか?意味まとめ
猫が寄り添ってきてくれる理由は寒いなど何かしらの欲求があったり、飼い主が好きでフェロモンをこすりつける目的のためだったり様々。
共通して言えることは飼い主を信頼していることが前提です。
信頼されていない相手には猫は寄ってきませんので、猫が寄り添う行動を取る場合には好かれていると考えて大丈夫ですよ。
さりげなく寄り添ってきてくれる猫は魅力たっぷりですよね!